キスマイ・藤ヶ谷のクズぷりをより感じる… 映画館の価値を再確認する新作たち
#ヒナタカ
8:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』3月3日公開
アカデミー賞6部門にノミネートされ、作品賞を初めとした各賞受賞の最有力候補。他にもあらゆる権威ある賞を総なめし、つい先日のゴールデングローブ賞ではミシェル・ヨーが主演女優賞を、キー・ホイ・クァンが助演男優賞を受賞。さらには、エッジの効いた映画を続々と世に送り出すスタジオ「A24」史上最高の興行収入を記録。そんな風に2023年の随一の話題作であるのだが……中身といえば良い意味でまったくまともじゃない!
何しろ、あらすじは確定申告をしに来た平凡な主婦が「マルチバース」から来た夫に世界を救うように命じられるというもの。とある理由により「ヘンなことをしながら戦う」様は日本の漫画『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』を連想させた(他にも両者には共通点があるがネタバレになるので秘密)。監督のダニエルズ(兄弟)の前作『スイス・アーミー・マン』もダニエル・ラドクリフの死体を十特ナイフのように使って大冒険する内容だったので、そもそも普通の映画になるはずがなかったのだ。
とはいえ、そんな映画史上においてトップクラスにヘンテコな『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、凝りに凝った映像表現や、あっと驚くカンフーアクションなど、映画館でこそ堪能してほしい「見せ場」が詰まりに詰まった、そして思いがけない感動が待ち受ける傑作だ。ぜひ「なんじゃこりゃ!」という衝撃も含めて楽しんでほしい。
2023年はビッグタイトルが揃い踏み!
それ以外にも2023年には、ビッグタイトルが大渋滞している。一部ではあるが、箇条書きで簡単にあげてみよう。
【日本映画】
『「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』:2月3日公開
『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』3月3日公開
『シン・仮面ライダー』:3月公開予定
『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』4月14日公開
『君たちはどう生きるか』:7月14日公開
『キングダム 運命の炎』7月28日公開
『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編』4月21日『-運命-』/6月30日『-決戦-』
『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 とべとべ手巻き寿司』2023年夏公開
『きみの色』2023年秋公開
『ゴジラ最新作(タイトル未発表)』11月3日公開
『屋根裏のラジャー』2023年冬公開
『劇場版 SPY×FAMILY(仮題)』2023年公開
【海外映画】
『アントマン&ワスプ クアントマニア』2月17日公開
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』4月28日公開
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』5月3日公開
『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』6月30日公開
『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』7月21日公開
『リトル・マーメイド』2023年初夏公開
『マイ・エレメント』2023年夏公開
『ウィッシュ』2023年冬公開
映画ファンにとっては観たい作品ばかりで、嬉しい悲鳴をあげてしまうラインアップとなっている。2023年も、思いっきり映画を楽しみたいところだ。
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第94回アカデミー賞で、ウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックを平手打ちにした問題がこじれにこじれている。このこと自体は、今後のアカデミー賞のあり方、暴力はいか...『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
3月3日(金) TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー
■配給:ギャガ
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