カップ麺なのにギョーザとテリヤキバーガーを再現!? 35周年の「スーパーカップ」新展開
#カップ麺 #スーパーカップ #カップ麺一行3昧
テリヤキバーガーの味を再現…?「テリヤキパンチ」
続いては「テリヤキパンチ」。「ギョーザパンチ」は再登場でしたが、こちらは新登場。「テリヤキバーガー」の味が再現されていますが、過去に「一平ちゃん夜店の焼そば」や「UFO焼そば」などでもテリヤキバーガーの味が再現されています。
今回、それらとの大きな違いは、汁なしのカップ焼そばではなく、スープのあるカップラーメンで再現していること。スープのあるテリヤキバーガー味って面白いですよね。遊び心のあるエースコックらしい商品なのではないでしょうか。
ポークベースの醤油味のスープ。後味に生姜が香っています。ほのかな甘みやとろみがつけられており、スープでテリヤキソースが再現されていますが、テリヤキバーガーの味を再現するには甘みもとろみももっと思い切る必要がありそう。テリヤキソースらしさとラーメンのスープとしての美味しさのバランスを取ったのかもしれませんが、現状だとテリヤキらしさはゼロに近いです。
スープ表面に浮く別添「調味油」に入った油には、マヨネーズの風味がつけられています。テリヤキバーガー味の焼そばにはマヨネーズが必ず入っており、それに代わる存在となっています。スープがもっと甘くてとろみが強ければ、この調味油はさらに威力を発揮するのではないでしょうか。
合わせる麺は、中細でストレート形状の油揚げ麺。「ギョーザパンチ」に比べて細く、「ギョーザパンチ」に比べておとなしいスープとのバランスが図られています。「ブタキム」など「スーパーカップ」でよく用いられているタイプの麺で、スープとの相性は良かったです。
具として入っているのは、肉そぼろ、玉子、ネギ。肉そぼろはハンバーグをイメージしているのかもしれませんが、正直、どこにも「テリヤキバーガー」らしさはありませんでした。
スープ、麺、具すべて「テリヤキバーガー」としての再現性が低く残念でしたが、逆に言えば今後に向けて伸び代しかありません。発想はとても面白いので、ここからどうやって挽回していくのか楽しみです。
ギョーザとテリヤキバーガー、完成度に大きな差
「スーパーカップ」の「ギョーザパンチ」と「テリヤキパンチ」、どちらもとても面白い商品でしたが、完成度の差は歴然としており、具の餃子がワンタンっぽいこと以外は文句の付けどころがない「ギョーザパンチ」に対し、ツッコミどころだらけの「テリヤキパンチ」という構図でした。
今後に向けて、「ギョーザパンチ」は最近流行りの食べ方である酢コショウ味に挑戦してほしいし、「テリヤキパンチ」はスープのテリヤキソース感を高めるところから始めてほしいです。
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