井桁弘恵のブランディング、千鳥大悟とヤギと子ども…飲用てれびのテレビ事始め2023
#テレビ日記
霜降り明星・粗品「絶対このチームでギャンブルせんとこな」
2日の『芸人シンパイニュース』(テレビ朝日系)。芸人たちの「シンパイ」なニュースを扱うバラエティ番組だ。今回は、昨年のM-1ファイナリストたちの裏側に密着した映像などが放送されていた。
が、そのVTRは優勝したウエストランドの扱いが薄め。伊藤俊介(オズワルド)らが抜けてピン芸人だけになったルームシェアには密着する。準々決勝で敗退したランジャタイが「強い気持ちがあればM-1決勝に出れる」とテレビ朝日に無理やり入ろうとする様子もカメラが追う。が、ウエストランドはあまり追われていない。ロングコートダディやさや香はまったく出てこない。どの芸人を追うか、M-1密着ギャンブルに負けたということか。そんなVTRに粗品(霜降り明星)は「絶対この(番組の)チームでギャンブルせんとこな」とツッコんだ。芸人の裏側を扱う番組が多いなか、裏というか隅を扱う面白さ。裏側語りを「佐久間さ~ん」などとネタにした漫才が優勝した回にふさわしい密着ものだったかもしれない。
川島明「今年も『ラヴィット!』スタートです」
年々、テレビからお正月気分が抜ける期間が短くなっている気がする。番組があまり年始っぽくない。いや、むしろテレビは年中ハレの日っぽくなっているのか。昨年末はゴールデンタイムの生放送で終わった『ラヴィット!』(TBS系)も、4日から放送を開始した。新年初回のオープニングのトークテーマは「おすすめのNo.1のもの」である。
オープニングが長いことでおなじみの同番組。もちろん今回も長い。だが、それにしても終わらない。で、そのままエンディングを迎えてしまった。最後に川島が「今年も『ラヴィット!』スタートです。せーの、ラヴィットー!」と言って結び。なるほど、この日の放送全体が2023年の『ラヴィット!』のオープニングだったということか。そう見る側に推測させる言葉選びがニクいわけだが、早くも年末が楽しみだ。どんなエンディング――アニマルパラダイス的な終末――を迎えるのだろうか。
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