テレ東『幻の優勝ネタ祭り』でも証明されたM-1ファイナリストになることの反響
#M-1グランプリ #馬鹿よ貴方は 新道竜巳
1月1日にテレビ東京で放送された『ファイナリスト芸人が夢の競演!幻の優勝ネタ祭り』が非常に興味深かった。現在のお笑い賞レースの現状を表しているようにも感じました。
この番組はケンドーコバヤシ、チョコレートプラネットの3人がMCとなり、各賞レースのファイナリストをピックアップしていく。まず『M-1グランプリ2022』からの出演がダイヤモンド、オズワルド、男性ブランコ、カベポスター、ヨネダ2000の5組。『THE W2022』からは天才ピアニスト、紅しょうが、欄々、にぼしいわしの4組。『キングオブコント2022』からはビスケットブラザーズ、いぬ、ネルソンズ、ニッポンの社長、クロコップの5組でした。
賞レースはすべて吉本興業主催のもので、ここから感じ取れるものがいくつかあった。まず、やはり『M-1グランプリ』は素晴らしい大会だということ。この番組で、『M-1グランプリ』の出演者5組に、最終決戦に勝ち進んだウエストランド、さや香、ロングコートダディの姿はなかった。要するに、スケジュールを押さえられなかったんじゃないかと推測します。となると、それだけ『M-1グランプリ』に出ると反響がすごいということがうかがえた。
『THE W』のファイナリストは4組出場し、最終決戦に残った天才ピアニスト、紅しょうが、ヨネダ2000は出演していた。『M-1グランプリ』に比べると、やはりスケジュールは押さえやすかったようです。『キングオブコント』からはチャンピオンのビスケットブラザーズは出演していたが、準優勝のコットンが参加していなかった。決勝後の評判通り、コットンはものすごく爪痕を残したことがうかがえる。そして、3位のや団もこの場にはいなかった。
この番組に出ていないことが忙しいことの証明と言い切るのは違うが、評判のすごくよかったコンビが軒並みいないところを見ると、まったく違うわけではないのかとも思ってしまう。
また、裸王(らおう)という裸芸人の一番を決める大会が行われ、出場はジェラードン、ウエスP、キャツミ、チャンス大城、アキラ100%の5組。これは、YouTube登録者216万人、TikTokフォロワー1000万人の吉本所属ウエスPを呼ぶことをベースに行っていた部分が大きいかもしれません。
さらに、営業番長グランプリも行われ、くまだまさし、天狗、タモンズ、プラスマイナスの4組。このコーナーは、それこそ今年から始まる、結成16年以上が出場できる漫才賞レース「THE SECOND ~漫才トーナメント~(仮)」の流れもあって、ベテランを注目するコーナーを設けた部分もあったかもしれません。
そして一つ、明確に悔しい部分が、お気づきの方もいるかもしれませんが、『R-1グランプリ』のコーナーがなかったことです。『R-1グランプリ』も吉本興業主催のピンのナンバー1を決める賞レース。まさか入れなかったのか、チャンピオンのお見送り芸人しんいちをブッキングできなかったことでコーナーごとお蔵入りになったのか。それは不明だが、今年の『R-1グランプリ』の成功と、ファイナリストが1人でも多く注目される番組になるよう期待しております。昨年の『R-1グランプリ』は準々決勝、準決勝、決勝と拝見しましたが、とても面白い芸人さんが多く、期待できる大会であることは間違いないです。
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