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「YouTubeはオワコン」ぷろたんが収益1/5告白… 原因は“バカ向け広告”か

「YouTubeはオワコン」ぷろたんが収益1/5告白… 原因はバカ向け広告かの画像1
ぷろたん 公式YouTubeチャンネルより

 チャンネル登録者数209万人を誇るYouTuberのぷろたんが1月5日、「先月の収益が1/5に減って気が狂いそうなので特大唐揚げに自家製タルタルソースぶっかけて食べる」と題した動画を投稿。その中で、最近のYouTube広告収入が「過去最低」であったことを告白した。

 過去には、YouTubeの収益が月2,000万円を超えたことを明かしていたぷろたんだが、今回の動画では「YouTubeすげえ収益下がってるんですよ。収益が(運営会社の)Googleから(通知が)来て、過去最低だったんだよな、マジで」と語り、一時期の5分の1ほどに減少したことを告白。

 その最たる原因は、10分につき1回動画に付けることができる広告を付け忘れていたためだそうだが、ぷろたんいわく「皆さんおわかりのとおり、YouTube全体がオワコンになってる」のだとか。

 また、ぷろたんは「前なんて、サラダチキン食ってるだけ(の動画)で100万回再生出てたよ……」とぼやいているほか、「ほかのYouTuberさんたちと話し合いたいんだけど、どうやって生きてる?」「生きていけるけど、このままで大丈夫かなって思ってる」と不安を吐露。そして、「今後ね、リアルにYouTuber辞めて企業に就職するYouTuberか、もっといろいろ試行錯誤して、めちゃめちゃ大金持ちになるYouTuberの二極化が進むと思うよ、マジで」と予想した。

 同様の報告といえば、2014年からYouTuberとして活動しているラファエルも先月、「令和の虎CHANNEL」にゲスト出演した際、やはり自身のYouTube収益が激減していると告白。「(自身の)広告収益は10分の1に落ちてます。ほとんどのYouTuberがそうだと思います」と話し、その理由を「もともと広告費のパイは決まっていて。視聴者も増えているんですけど、それ以上にYouTuberが増えている」とした上で、「YouTuberっていうビジネスモデルは、そのうち終わると思っています」と語っていた。

 一方で、“ホリエモン”こと実業家の堀江貴文氏は、自身はYouTube収益に大きな影響が出ていないことを明かしている。同21日、YouTubeチャンネル「ZATSUDAN」で編集者の箕輪厚介氏と対談した堀江氏は、「みんなYouTuberさ、たぶん収入相当減ってるでしょ」と切り出し、「俺のYouTubeはさ、見てる人たちの平均年収が高いからさ」「俺はそこまで(YouTube収益が)減ってないからね」と発言。

 さらに、箕輪氏が「ターゲットとか、属性によって付く広告が違うからなんですかね?」と問いかけると、堀江氏は「たぶん、そう。“バカ向けの広告”が減ってるんだと思う」と臆測していた。

「YouTubeに限らず、Google社は最近、ますます専門性の高いコンテンツを求めています。そのため、これまで幅広いジャンルを扱っていた情報サイトなんかも、複数のサイトを立ち上げて情報を細分化させるなど、対策に追われていますよ。何かに特化していないYouTubeのバラエティチャンネルなんかは、今後ますます厳しい状況になるでしょうね」(ITに詳しい記者)

 昨年3月に第一生命保険が発表した「大人になったらなりたいもの」ランキングでは、“小学生男子”の2位にランクインしていたYouTuber。しかし、現役YouTuberから相次ぐ悲鳴を聞く限り、“夢のある職業”というイメージは近い将来、なくなってしまうかもしれない。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2023/01/06 20:00
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