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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 佐久間宣行と若手作家のテレビ放談

『あたらしいテレビ』人気放送作家の「裏方はTwitter見るの禁止!」という提言は是か否か?

「企画書は禁止にして!」売れっ子放送作家から大胆な提言

 話のテーマは、「成立」から思わぬ方向へと突き進むことに。

小山 「私も成立した予定調和のものだけを見せられても、あんまり興奮しないタイプで。だって、説明できるものって面白くなくないですか? 『これはこうだからこうで面白いんです』と言って、それを『はい、見せます』って言っても、想定内のことだけが届いてるじゃないですか」

竹村 「だからもうね、企画書禁止にしてほしいんですよね」

 かなり、大胆なことを言う竹村。どうやら、ずっと鬱憤が溜まっていたようだ。

竹村 「企画書でどんだけ企画が狭まっているかっていう。企画書にして伝わる面白い説明の企画って、そんなにないっていうか」

大森 「すごい保険も書いてありますしね。『こういうパターンも!』みたいな」

竹村 「いろんな人のネガティブチェックをクリアするための保険がいっぱい書いてあるんですよ」

 一般企業にも存在する、「社内向けの企画書」と同じニュアンスだ。書く側は無駄とわかっているけれど、書かなければ企画は通らないというジレンマ。まさに、今の竹村みたいに鬱憤が溜まる作業である。あと、逆説的に竹村の愚痴からは企画を通す難しさも伝わってきた。

 自身のラジオ番組で「企画書は甘いラブレター」というコーナーをやっている佐久間が5人のトークを見ているという構図も、下剋上的で面白い。いつか、竹村には『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)にゲスト出演してほしいと思った。

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