星野源、だし巻き卵の作り方から“一生物の成功体験”を見い出し人生論を熱弁
#星野源 #みやーんZZの「RadioEdit」
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第94回目。今回は2022年12月20日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でゲストの土井善晴さんが『おかずのクッキング』最終回でだし巻き卵を作った際の「簡単にできませんで。やれるもんならやってみてください」という発言について話していた部分です。
リスナーからこの発言についての質問メールを読み、「これ、僕は見れてないんですけど。料理番組で……最高ですね!」と話す星野源さん。それに対して「『こないしたら簡単や』って言うばかりやったら……でも、簡単なことって、別にそんなにしたいこと、ないんですよ。やっぱり人間やったら『難しいことをできるようになりたい』いうのがあるんです。最初から『難しい』と言われると、特に子供とかは『よしっ! やってやるぞ!』って思うんです。
やっぱり物を作る楽しさいうのは、簡単すぎたら面白くない。『ちょっと頑張ったら、行けるかもしれない。もうちょっと練習したら……』って。それこそ、マラソンのタイムで4時間を切れるかもしれないとか。そういうようなことって、あるじゃないですか。目標って。
だけどその目標いうのも、本当にできへんのですよ。でも、できないけども、やっている。それをやっていて、また違うこともやって。1週間後にちょっとやって、まだあかん。でも1ヶ月ぐらいに……全然しなくても1ヶ月後に、とか。そういうように他の経験をすると、1ヶ月後に『あれ? できた!』って。そうしたら、それは自分の成長が見えるんですよ。やっぱりね、『誰にでもできますよ』いう話じゃなくて『やれるもんなら、やってみなさい』って言う方が、なんか面白いじゃないですか」と土井さんは話します。
それを受けて星野さんは「そういうところが、すごく好きです。僕が土井さんのすごい好きなところが『何も努力しなくていいんですよ。もうそのままで、あなたは十分ですから』みたいなことじゃないのが好きなんです。そういう風に人間を成長させないで止めさせて、その人からお金を巻き上げるみたいな人って、いるじゃないですか。土井さんはそういう人の真逆っていうか。
その人がより良くなるためにそれを言っている。『やれるもんなら、やってみてください』っていうのも、『だって、やれたら面白いじゃないですか』っていう思いから言っている。そういうところがすごく好きなんですよ。これ、ある種の成功体験ですよね。で、それは一生物じゃないですか」と話し、土井さんも「そうそう。1回できたら料理って、もう一生できるんですよ。自転車に乗れるようになるみたいな話やからね」と同意していたのでした。
簡単にはできない、けれどもチャレンジしたくなるハードルとしての料理を通じ、成功体験と一生使えるスキルを身につけてもらおうとする土井さんの姿勢、とても素敵ですよね。何度もチャレンジして、ある日それができるようになった瞬間の喜びは何にも代えがたいものだと思います。それを「面白いじゃないですか」と表現する土井さん、最高ですね! 僕の新年最初のチャレンジは土井善晴さん流のだし巻き卵にしてみようかな? 難しそうだけど、楽しんでやってみたいと思います!
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