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『バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅』“ポスト蛭子”フット岩尾の存在感を上回る村井美樹のポンコツっぷり

グダグダな鉄道チームが勝利し、ノーミスのバスチームが敗北

 ミッションといい、乗り継ぎといい、グダグダの極みを見せた鉄道チーム。チームワークの弱さも見ていられない。道中、貴島がチームからはぐれるトラブルがあった際、村井はこんな弱音を吐いた。

「こんなにひどい回はなかなかないですね(苦笑)。すべてが思い通りに、何もうまくいってないですね、今回は」(村井)

 自らを棚に上げ、メンバー批判をし始める村井。貴島が横にいるのに、言ってはいけないセリフだ。というか、旅の不調を人のせいみたいに愚痴っているけれど、軍曹本人だってかなりやらかしてるんだけど……。

 そんなズンドコの末、ついにゴールである彦根城に到着した鉄道チーム。ここで3人を出迎えたのは、ご当地キャラだった。

「あっ、せんとくん!」(村井)

 せんとくんではなく、ひこにゃんだ。城好きタレントとしても活動しているはずが、ひこにゃんを間違うという失態を犯す村井。

 こんなグダグダ旅だったのに、なんと第14弾は鉄道チームの勝利に終わった。ほぼノーミスで、あんなスムーズだったバスチームが敗北を喫した理由は、今回のルートそのものである。ズバリ、鉄道チームに有利だったのだ。

 そりゃそうだ。そもそも、ゴールの彦根城近くには彦根駅という最寄りの駅がある。このエリアで鉄道チームが本気を出せば、バスチームにはハナっから勝てない勝負だった。ミッション失敗しまくりの鉄道チームが勝つというのも、また無情だが……。

 岩尾にとっても無情だった。この番組で彼が使える人材なのか試す目的があったはずの、今回のキャスティング。なのに、ギャガー・原西がボケを封印するほど村井が天然を出しまくり、相対的に岩尾のキャラが弱く見えるというコントラストに陥ってしまっていた。たしかに岩尾は蛭子っぽいが、先代と比べたらやっぱり弱いか。

 まだまだ太川のリーダーシップと、蛭子の幻影から脱することはできず。そろそろ蛭子だけでなく、太川の後継者的存在も見つけなければならない頃合いなのだけど……。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/01/06 11:00
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