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日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 創作物がテーマの2022年映画ベスト10

『メタモルフォーゼの縁側』がBEST1!映画ライター・ヒナタカの2022年映画ベスト10

まとめ:アニメ映画が躍進した1年に

 筆者の個人的な2022年の映画ベスト10は、10本中4本がアニメ作品、劇中アニメがある『ハケンアニメ!』も含めれば5本となった。『ONE PIECE FILM RED』や『すずめの戸締まり』の大ヒットもあり、世間的にもアニメ映画が大きく躍進した年だったと言えるだろう。他にも『グッバイ、ドン・グリーズ!』や『夏へのトンネル、さよならの出口』や『ぼくらのよあけ』、ゴールデングローブ賞にノミネートされた『犬王』など、優れた日本の劇場アニメが世に送り出されていた。

 そして、『私ときどきレッサーパンダ』『ハケンアニメ!』『メタモルフォーゼの縁側』は創作物を愛する人たちと、その人たちをつなぐ物語が紡がれていた。それが期せずして2022年の映画の個人的なテーマになってきたのだ。映画に限らず、創作物に救われた、生きる理由をもらえた、人生が変わったという人は、決して少なくない。その意義を改めて確認することにも、間違いなく意義がある。

 また、2022年は有害な男らしさや加害性を描いた外国映画も多かった。『アネット』『バーバリアン』『ドント・ウォーリー・ダーリン』『あのこと』『ザリガニの鳴くところ』『MEN 同じ顔の男たち』などだ。その中でも個人的な10位にあげた『シャドウ・イン・クラウド』は、その中でも最もシンプルかつストレートに「女性を、またその強さを軽んじるな!」と訴えられた、女性へのエンパワーメントに溢れた映画と言っていいだろう。

 その他、2022年のベスト10に入れようか迷った作品の中では、『ノイズ』『マイスモールランド』『夜を走る』『アライブフーン』などもある。日本の実写映画も豊作の1年だったのだ。

 

     

 ぜひ、これから観る映画に迷っている方は、これらの作品をチェック、または他の方の2022年映画ベスト10も参考にして観てほしい。まだ知らない感動が、きっと待っているはずだ。

ヒナタカ(映画ライター)

「ねとらぼ」「cinemas PLUS」「女子SPA!」「All About」などで執筆中の雑食系映画ライター。オールタイムベスト映画は『アイの歌声を聴かせて』。

Twitter:@HinatakaJeF

ひなたか

最終更新:2023/01/03 19:00
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