坂ノ上茜、ガチンコアクション映画で肉弾戦演じるカノジョのガチ酒活・肉活トーク!
#映画 #インタビュー
「顔面凶器」「Vシネマの帝王」の異名を持つ俳優・小沢仁志の還暦記念映画として、その生き様のすべてをぶつけた渾身のアクション映画『BAD CITY』(園村健介監督)が、1月20日より全国でロードショーされる。
犯罪都市・開港市を舞台に、地元ヤクザと韓国マフィア、巨大財閥の関係性を追う特捜班に“紅一点”配属される新人刑事・野原恵役を演じるのが、俳優の坂ノ上茜だ。
ハードボイルドな本作の出演者らしく(?)お酒とお肉をこよなく愛し、玉袋筋太郎さんのグルメバラエティー『町中華で飲(や)ろうぜ』(BS-TBS)にも出演中の彼女にインタビュー。撮影裏話と、最近の酒活・肉活事情を特別捜査した。
スタントなしのガチアクション、まさかの救急搬送……!?
――本作は「CGなし、スタントなしのガチンコアクション」とのことですが、坂ノ上さんは2015年のデビュードラマ『ウルトラマンX』(テレビ東京系)や、18年の『チア☆ダン』(TBS系)など、高い身体能力を求められる役柄が多いですね。
坂ノ上:もともとアクションに挑戦したいという気持ちが強くて、以前からアクションのレッスンは何度か受けていたんですが、コロナ禍でレッスンができない時期が続いてしまって。マネージャーさんにも相談して、一昨年からは自主的にアクション練習を始めていました。そんなタイミングでちょうど本作のオーディションのお話をいただいたので、とてもうれしかったですね。
――『ベイビーわるきゅーれ』などのアクション監督でもある園村監督がメガホンをとる作品ということで、これまでの出演作とはまたひと味違う、タフなアクションだったのでは?
坂ノ上:『ウルトラマン』は特撮なので、魅せるアクションがメインでしたが、園村監督はもみくちゃの肉弾戦、リアルな喧嘩のようなアクションをつけられる方なので、新鮮で楽しかったです。クランクイン前からずっと、園村監督にいろんな“型”などを教えていただいて。
――主演の小沢さんも1年間毎日人型のサンドバッグを殴るなど準備をして、アクションに挑まれたようですが、坂ノ上さんが撮影で苦労したエピソードはありますか?
坂ノ上:クランクインの2日前に、気がついたら足の人差し指が変な方向に折れ曲っていたんです。映画のシーンにある殺陣(たて)の流れをひと通りリハでやったあと、足に違和感があってパッと見たら、人差し指が直角に曲がっていて……。初めて救急車を呼んでいただきました。
――いやいや、こちらの想像以上の大事故じゃないですか!
坂ノ上:でも、アドレナリンが出ていたからか、それほど痛みは感じなくて。思わずスマホで足の写真を撮っちゃいましたし、「撮影エピソードのいいネタができたな」と内心思っていたくらい(笑)。初めてストレッチャーで救急車に乗せられて、「ドラマとかで見るやつだ」と思いました(笑)。病院で診ていただいたら、幸い骨折ではなく脱臼だったので、撮影には大きな支障がなくてよかったです。
――共演者のみなさんもびっくりしたでしょうね。本作には錚々たる役者さんが揃っていますが、特に印象的だった方は?
坂ノ上:かたせ梨乃さん、加藤雅也さん、リリー・フランキーさん、壇蜜さんもご出演されていますが、私は小沢さん、勝矢さん、三元雅芸さんと4人で公安特捜班のメンバーを演じたので、撮影現場でも一緒に動くことが多かったです。
小沢さんはドラマ『BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-』(TBS系)でも少しだけご一緒したことがあって。そのときから、強面だけどすごく優しい方という印象でしたし、私も小沢さんも町中華が好きなので、親近感も感じていて、過度に緊張し過ぎることはなかったです。
――「若者の酒離れ」が叫ばれて久しい昨今、坂ノ上さんはアニキ肌の役者さんたちにお酒の席でめちゃくちゃかわいがられそうですね。
坂ノ上:勝矢さんは、お芝居などを普段から拝見していましたが、(巨体と言われているだけあって)初対面した時の迫力はすごかったです。今回の撮影は9割くらい福岡ロケで、半月間ほど泊まりで撮影していたんですが、空き時間があるときに、「坂ノ上、もつ鍋食いに行くぞ!」と誘ってくださって。
勝矢さんも私も、食に対する気持ちが同じぐらい強いので、「お前いいな~!」「食え食え!」というような感じでした(笑)。皆さんにすごくかわいがっていただきましたし、お芝居でも引っ張っていただきました。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事