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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > SSW&音楽P ルンヒャンのおすすめ音楽
瑛人やMs.OOJAら手がける音楽Pの「おすすめ音楽」

リトル・シムズにDPRライヴ…音楽プロデューサーRUNG HYANGの2022おすすめ音楽

リトル・シムズにDPRライヴ…音楽プロデューサーRUNG HYANGの2022おすすめ音楽の画像

サブスク時代に何を聴けばいいのか……と“サブスク迷子”になっている方も多いのでは? そんなあなたにプロの音楽プロデューサーが今おすすめの音楽を紹介。今回は自身もシンガー・ソングライターとして活動するかたわら、プロデューサーとして瑛人やMs.OOJAなどを手がけるRUNG HYANGルンヒャン)氏にご登場願った。年末年始にじっくり聴いてみてはいかが?

RUNG HYANGが2022年によく聴いた3作

Little Simz『NO THANK YOU』
Little Simz - NO THANK YOU

ナイジェリアにルーツを持つフィメールラッパー。シックでクラシカルなサウンドに乗せる彼女の声がとりあえず絶品すぎる。どことなくローリン・ヒル味のある空気感があってノスタルジックな気持ちに。音楽はもとより、映像、ファッション、ライブパフォーマンスやアートワークなど、視覚的な部分でのアプローチ含め美しく、最高にクールな28歳。来日公演は残念ながら行けなかったんですが、今後もチェックしていたい1人です。

 

Priya Ragu「Good Love 2.0」
Priya Ragu - Good Love 2.0

スイスで活動するタミリアン(南インドやスリランカ北部のタミル民族)のプリヤ・ラグー。独自の民族性やオリジナリティーがうまくR&Bに昇華されていて面白い。伝統や民族のルーツを取り込むさじ加減にもセンスが問われるんだなぁ。自分の元々身の回りにあるものに目を向けるきっかけもたくさんもらいました。今年初めてディスカッションした音楽プロデューサーのT.O.Mさんとの会話の中で教えてもらったアーティストで、私自身もかなり影響を受けてる気がします。コロナ禍の影響でライブ配信や映像的なアプローチがマストとなったこの時代、彼女のライブ映像もアイデアに溢れていて素敵すぎるんです。

 

DPR LIVE「Summer Tights」
DRP - IITE COOL

昔プレイリストで一目惚れならぬ一聴き惚れしていたのですが、今年のワールドツアー来日公演で生でパフォーマンスを観てより深みにハマりました。DPR LIVE、DPR IAN、DPR CREAMの3人がフロントを務める、世界的にも話題の韓国ヒップホップクルー・DPR。人力で作られているのに映像的な素晴らしいステージ演出の中での骨太なパフォーマンスに釘付け、禁酒していたのに気づいたらビール飲んで踊り狂ってました。

 

おすすめのRUNG HYANGプロデュースワーク

bane「依存ごっこ」

今年私がプロデュースしたアーティストの中でオススメしたい1曲。私塾「ルンヒャンゼミ」の生徒でもあるbane(バネ)が満を持して今年EPをリリース。何よりも彼女の持つ歌声、唯一無二ですし、日本語でこのグルーヴは完全にキテます。「依存ごっこ」 というタイトルが少し和な印象になりすぎてしまうかなとギリギリまで悩んだんですが、 結局その言葉のアタックをリズムにして乗りこなすbaneのセンス。詩吟をルーツに持つからこその言葉のリズムやフローの自由自在なコントロール力と、なんてったってこの歌心と声のトーンと貫禄! 2023年はより一層面白いことになるのではないでしょうか? 普通にファンです。

 

RUNG HYANG(ルンヒャン)
RUNG HYANG(ルンヒャン)
福岡県・筑豊生まれの在日コリアン3世。卒園ソングをテーマにした「さくらびより」がYouTubeで話題を呼び2012年にメジャーデビュー、情報番組や音楽番組に多数出演。自身の活動のみならず多くのプロデュースも手掛け、eill、瑛人、YAMORI、松本千夏など話題のアーティストを輩出する「ルンヒャンゼミ」が各方面で注目を集め、TVでも特集が組まれるほど。 SIRUP、韻シスト、向井太一、claquepotといった音楽シーン重要人物との フィーチャリング楽曲も次々と発表し話題。 誰かの生活を覗き見しているようなリアルなリリックと、Jazz、Hip Hop、Soul、フォークと様々なジャンルを取り入れた「雑食」スタイルで進化を続けるシンガー ”ソウル” ライター。
パーソナリティーを務めるblock.fm『恋と音楽のマッチングサプリ』(通称『ラブサプ』)は第二第四火曜日23:00-24:00生放送。番組内ではリスナーの無茶振りに応える「お題セッション」や、お悩みに応える即興アンサーサプリソングが話題。2022年より大阪音楽大学 特任教授就任。
rung-hyang.jp

最終更新:2023/02/17 06:50
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