2022年のペヤング総決算<2>ペヤングの真骨頂! ブッ飛び系3品――あの「獄激辛Final」悪夢、再来
#カップ麺 #ペヤング #カップ麺一行3昧
商品名が意味不明なのに謎の自信!「ペヤング ソースやきそば迷油」
最後にレビューするのは、7月に発売された「ペヤング ソースやきそば迷油」214円(税別)。「油」が入っていることは間違いなさそうですが、商品名からはそれ以外の情報は得られないどころか、メーカーが「迷」っているならばこちらも買うのが不安になってしまいそうです。
「迷油」。つくづく意味が不明です。ただ、「ソースやきそばに特製調味油を入れた逸品」とも書かれており、そう聞くとあまり迷っているようには見えません。「迷」っているくせに「逸品」と言ってのけるあたり、ペヤングさんは若干錯乱状態に陥っているのかもしれないと心配にはなります。
いつものペヤングと大きく違うのは、「調味油」として透明な油脂がたっぷり入っていること。今回はあらかじめお皿に開けてみましたが、外気に触れると冷えて白くなりました。結構油が多いので、ダイエットとか健康に気をつけている人だと、食べるのはちょっと罪悪感を覚えるかもしれません。
見た目はいつものペヤングとほぼ同じ。量も含めていつものペヤングのソースに、いつもの麺、いつもの鶏挽肉とキャベツ。量含めてまったく同じだと思われます。いつもと違うのは、「スパイス」や「ふりかけ」が入っていないことで、大量の「調味油」に置き換わっていることです。
大量に油が入っている分、いつもより重量感があってお得な感じがします。ただ、栄養成分の脂質が通常のほぼ倍となっており、油の塊状態。
大量の「調味油」を加えることで、いつものソース味がテカテカこってりになっていきます。焼そばに油を加えて「油そば」状態ですが、食べた印象は「油そば」と言うより、油によって炒め感の強い焼そばでした。ふわっと香るニンニクが炒め感を高めています。
「迷油」なんて商品名ですが、実際のところ油で武装したペヤングは、通常よりかなりおいしくなっています。商品名がおかしいだけで、実は中身は真っ当。中国語では「迷」には「やみつきになる」という意味があるようで、おそらく今回の「迷油」はやみつきになる油ということかもしれませんね。
2023年はどんなブッ飛んだ「ペヤング」が登場するのだろうか…
2022年の「ペヤング」は、ブッ飛んだ商品よりも真面目な創作商品が多かったのですが(参考記事)、その中にあって「獄激辛Final」はペヤング史上最凶にぶっ飛んだ辛さで、今後これ以上を望むのは難しそうです。
ブッ飛び「ペヤング」のツートップ、超激辛な「獄激辛」は、あれ以来新商品がまったく発売されなくなり、麺量がおかしい「ペタマックス」も新商品の頻度がかなり減ってしまいました。2023年に私たちを楽しませてくれるのは、まだ見ぬポスト「獄激辛」なのか、それとも「復活のG」なのでしょうか?
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