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神田沙也加さん一周忌、前山剛久の“弁明”に反論――残された者たちの傷

ジャニーズへの忖度健在で「キンプリも厳しい」?

 さて、韓国のというより世界的なボーイズグループ「BTS」の最年長メンバーのLIN(30)が陸軍第五歩兵師団新兵教育隊に入隊したと、文春が報じている。

 第五師団というのは北朝鮮の国境、38度線南部を守る最前線部隊だという。

「夏は暑くて虫が多く、冬は最低気温がマイナス二十度にもなる非常に厳しい環境。入隊の場所は希望を出せるので、『なんでそんなところを選んだのか』と不思議がられる場所です」(韓国芸能記者)

 命の危険もある厳しい部隊のようだが、こうしたところに芸能人が入ると好感度が上がるそうだ。

「JINの入隊はいま、概ね好意的に捉えられています。一方、俳優のウォンビンが怪我を理由に半年で除隊したことに批判が集まった。

 初めは厳しい部隊にいても、短期間で広報部隊に転役する芸能人も中にはいる。彼が本当に評価されるのは、無事に兵役を終えてからでしょう」(ジャーナリスト・チェソギョン)

 私が子どもの頃、エルビス・プレスリーが入隊して大騒ぎになったことがあった。行かないでくれという女の子たちの悲鳴が全米に渦巻いたという。

 だが、エルビスは、GIカットで無事兵役を終え、すぐに人気者に復帰して、数々のヒット曲を放った。JINもそうなるのではないか。

 

 ところで、ジャニーズ事務所を退所したタレントはテレビから干されると、かつてはいわれたものだ。

 そんな力は今のジャニーズにはないと思いたいが、文春によれば、そんなことはない、今でもそういったことは続いていると報じている。

 SMAPを解散し、退所した草彅剛は、来年1月から放送されるドラマ『罠の戦争』に出演するが、退所から5年が経ち、しかも、これは関西テレビの制作で、民放キー局ではない。

 香取慎吾が出たのもテレ東京というローカル局。稲垣吾郎が出たのはNHKだった。このように、ジャニーズ事務所を恐れないNHKか、ローカル局しかいまだに出られていないというのである。

 今井翼、渋谷すばる、錦戸亮など、数々の元ジャニーズの連中が、民放キー局には出られないのだ。

 これは、ジャニーズ事務所が圧力をかけるというよりも、民放の連中がジャニーズに忖度し、使わないというのが真相らしい。

 文春は、キンプリも、退所する3人は厳しいと見ている。

「民放は難しいですね。キンプリの場合、グループから一人、二人が抜けるのではなく、五人のグループが分裂して、事務所の方針に対立した三人が退所に至った。かつてSMAPから三人が抜けて独立したのと、まったく同じ形。民放はオファーしづらいでしょう」(キー局プロデューサー)

 こんなことがいまだにまかり通っているとは驚きだ。

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