日刊サイゾートップ > エンタメ > 工藤静香とキムタク“初NHK”への動き

工藤静香『紅白』大物枠出場で囁かれる、木村拓哉“初NHKドラマ”への動き

2022/12/25 13:00

木村拓哉 NHK紅白歌合戦 工藤静香

工藤静香『紅白』大物枠出場で囁かれる、木村拓哉初NHKドラマへの動きの画像1 — 工藤静香（Getty Images）

　2022年にソロデビュー35周年を迎え、今年の『NHK紅白歌合戦』に出場することが決定している工藤静香。今年9月に既報の通り、娘でフルート奏者のCocomiとの共演も正式に発表され、「35周年SPメドレー『嵐の素顔』～『黄砂に吹かれて』」を披露する予定だ。

　紅白でのこの母娘共演は、工藤からの強い要請だったと言われている。

「紅白出場歌手の選考は、毎年6月頃から行われます。同局の歌番組『SONGS』をメインで制作しているプロデューサーたちがチームを作り、さまざまな角度から歌手を選ぶ。基本的にはNHKへの貢献度と、話題性を重視して選考していく。工藤に関しては、デビュー35周年という記念イヤーだったことで、初期段階から選考リストに入っていたようです。また、工藤から出場の条件として、娘と共演させて欲しいと早い段階から打診もあり、NHKのほうでレコード会社と調整を進めていました」（民放関係者）

　話題性があるとはいえ、工藤のわがままを丸呑みするようなNHKの姿勢に疑問は残るところ。その裏には、工藤をなんとしてでも出場させたかった、NHKの事情が絡んでいるという。

「今年は、TWICE、IVE、LE SSERAFIMと韓国のガールズグループからの出場者が多く、若者寄りの選考になった。大物歌手がもっと出場する予定でしたが、中森明菜と松田聖子が相次いで辞退を申し出たんです。演歌歌手も少ないなかで、工藤は“大物枠”でどうしても確保しておきたかった人材でした。さらに、今回の紅白の裏テーマに『NHKプラスの会員を伸ばす』という指令が幹部から出ている。このアプリは受信料を払っている人向けのサービスで、最近のテレビ業界が重要視している見逃し配信で見たくなるサプライズを多く仕掛けたいところなんです」（同上）

　そんなNHKの台所事情も知った上で、娘をねじ込んだ工藤。そこには、したたかなプロデューサーとしての戦略もあったという。

「工藤は自分の記念イヤーも告知でき、さらにCocomiの売出しも兼ねてしまう敏腕ぶりを見せた。Cocomiは工藤の個人事務所で管理して、プロデューサーは母親が自ら務めている。12月23日放送の『ミュージック・ステーション　ウルトラSUPEERLIVE 2022』（テレビ朝日系）でも母娘共演をしましたが、紅白を合わせたそのプロモーション効果はすさまじく、数億円規模のPR費が浮いたとも言われています。2023年にはCocomiをアーティストとして本格的に売り込む計画もあり、工藤としたら今回の紅白での共演は外すことができなかったようです」（スポーツ紙記者）

　しかも、工藤は思っても見なかったサプライズも演出することになる。

「YOSHIKIが中心となって結成したバンド・THE LAST ROCKSTARSも、“最速”での紅白出場が決定した。工藤とYOSHIKIは過去に”結婚間近”とまで言われていた関係ですし、女性週刊誌を中心に奇跡の共演が話題になっています。ただ、THE LAST ROCKSTARSは中継での出演という話もあり、会場で共演することはないとか。なんにせよ、いろいろと話題を提供してくれる工藤は、NHKとしても押さえておいてよかったアーティストといえますね」（民放関係者）

　さらにNHKは、今回の紅白をきっかけに、工藤と“密”になっておきたい裏事情もあるという。

「工藤の夫、木村拓哉は、今年は主演ドラマ『未来への10カウント』（テレビ朝日系）に出ましたし、23年4月スタートのドラマ『風間公親－教場０－』（フジテレビ系）への主演も決定するなど、俳優業はコンスタントにこなしている。でも実は、NHKのドラマ出演経験がないんです。木村がNHKの拘束時間が長いことやギャラの安さを嫌がって、出演が実現していないと長らく噂されてきました。でも、なぜ木村がNHKのドラマに出演しないのか、本当のところはよくわかっていません。

　そこで、工藤のワガママを聞くことで関係性を良くして、NHKでの“キムタク主演ドラマ”制作の突破口にしたいと考えているようなんです。木村は工藤からの提案には従いますし、ジャニーズ事務所を口説くよりも、工藤を囲ってしまったほうが話は早いと考えているのでしょうね」（同上）

　NHKとしては、工藤で話題も作れる上に“キムタクドラマ”の実現性もアップするなら、Cocomiの出演くらい、お安い御用なのかもしれない。