氷川きよし、創価学会の力を借りて即復帰説… 浮上したキーマンの名前
#本多圭 #氷川きよし
年内で歌手活動を休止することを宣言している歌手・氷川きよし。ところが、信仰する宗教団体「創価学会」関係者のサポートを得て、現在の所属事務所を独立した後、早期に復帰するのではないかという仰天情報を入手した。
「氷川が活動休止を発表して以降、近いうちに『長良プロダクション』から独立するのではないかという噂が流れていましが、以前から反りが合わなかった社長による、社員に対する暴行事件が10月に報じられたことで、噂が現実味を帯びてきていました。すでに水面下では氷川の争奪戦が始まっていますが、彼を影で支えきた創価学会の関係者が相談に乗って独立をサポートしているようで、来年半ばには復帰すると見られています」(氷川を知る元事務所関係者)
氷川が所属する「長良プロダクション」は、“氷川育ての親”といわれる長良じゅんさんが63年に長良事務所として創業した芸能プロ。長良じゅんさんは、山川豊や田川寿美、水森かおり、氷川ら多くの演歌歌手を育て、“演歌界のドン“と慕われていたが、12年5月2日、滞在中だったハワイのゴルフ場で事故死。享年74歳だった。
「長良さんは、人望の厚さで知られ、実際、東京・青山斎場で行われた葬儀には、約5000人もの弔問客が訪れましたが、03年に長良グループの社長に就いた長男のY氏は、長良さんと違って社交的ではなく、しかも、父親が育てた氷川とはそりが合わなかった。氷川は“社長は愛情がない”と愚痴っていましたからね。いずれ事務所を移籍するか、独立するのでは、と噂されていたんです」(中堅プロマネジャー)
ちなみに、氷川きよしの名付け親はお笑い界の重鎮・ビートたけしだが、筆者はかつてたけしとは公私に渡り親しく、また、長良さんとも親しくお付き合いさせていただいた関係で、その名付け親になる現場に居合わせた。
そのたけしとある日、下町で飲んだ後、店を出たところ、偶然、息子のY氏に遭遇したことがある。当然、たけしに挨拶するかと思いきや、Y氏は脱兎のごとく走り出し、夜の街に消えていった。以降、本人から連絡をもらったことはない。
その頃から氷川とはそりが合わないという話は聞いていたが、他方で、“超ドル箱”の氷川がいつ独立するか不安を抱えていたという。そして10月、Y氏が幹部社員に暴行を働いたことが「週刊文春」に報じられた。
「氷川独立の不安が幹部社員に対する不信に発展したのか、幹部社員の金を使い込みを疑って暴力を振るったんです。暴行を受けた社員は、先代の長良さんの運転手兼秘書を務めた、長良プロ一筋の人。使い込みをするような人ではなく、濡れ衣でした。結局、彼は暴行事件を公にしないと口止めされて、9月いっぱいで退社しましたが、この事件を受けて他にも3人が退社。Y氏に忠誠を誓って残っている役員は一人しかいません」(前出の元事務所関係者)
今回の暴行事件で氷川との関係悪化が明らかになったことで、水面下では氷川の争奪戦が展開されているというがーー。
「エイべックスが獲得に動いているという情報も流れていますが、ただ、長良プロもエイべックスも音事協(芸能界の業界団体である日本音楽事業者協会)加盟社ですからね」(レコード関係者)
音事協は、トラブル防止のため、加盟プロ同士のタレントの引き抜きを禁止しているため、移籍は難しいのではないかと見る向きもある。さらに、他の理由で、既存の芸能プロには頼らないのではないかという見方もある。
「氷川の女性マネジャーが鍵を握ると言われていますが、彼女とは彼のデビュー時からの関係にもかかわらず、それほど信頼関係があるわけではありません。かといって、他の芸能プロ関係者ともほとんど交流がなく、関心があるプロダクションにしても、どう氷川に接近していいのか、手をこまねいてるようです」(前同)
そんななか、前出の元事務所関係者は、「氷川がもっとも信頼を置いているのは、信仰する創価学会の関係者です」と話す。
「学会の中には、音楽関係者が何人もいます。その筆頭格がジャニーズを退所した滝沢秀明でしょう。滝沢は、ずば抜けた才能を持つ音楽プロデューサーとしての顔もある。彼のサポートで復帰する可能性は高いのではないでしょうか」(前出の元事務所関係者)
滝沢といえば、タレントで元創価学会の“宗教2世”の長井秀和が、最近、一部のマスコミに、長井が大ブレイクしていた2005年当時、池田大作名誉会長も出席する本部幹部会に呼ばれた際、滝沢氏、氷川と共に、芸術部の“躍進3人衆”のような扱いで厚遇されたことを証言している。
「滝沢のプロデュース力は、ジャニーズJr.のグループを次々に売り出したことで実証されています。しかも、10月末にジャニーズ事務所を退所し、今はフリー。当時、同じ“躍進3人衆”とされた氷川のサポートには適任でしょう。実際、氷川は12月のコンサートで最新曲について“氷川きよしとしては最後のリリース曲です“と紹介したんです。つまり、他名義でのリリースはあるということでしょう。すでに、芸名も氷川から“Kina”と改名するという情報もあります。氷川は遊んでいられない性格ですから、来年の夏までには復帰すると思いますよ」(前出の音楽ライター)
年内最後の歌手活動となる『第73回NHK紅白歌合戦』では白組・紅組の枠を超え、特別企画で出演するという氷川。『紅白』だけでなく、来年以降の動向にも注目したい。
(文=本多 圭)
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