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アニメ『ONE PIECE』、女性キャラの壮絶キャットファイトに「子どもに悪影響」の声

アニメ『ONE PIECE』、女性キャラの壮絶キャットファイトに「子どもに悪影響」の声の画像
『ONE PIECE』公式Twitterより

 日曜の朝からこの内容でよかったのか……。

 劇場版が大ヒット中のアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)。12月11日には第1044話「クラッチ!悪魔の化身 ロビン!」が放送されたが、原作を大幅に超える過激なキャットファイトシーンの連続に困惑した視聴者も少なくなかったようだ。

 第1044話では、主人公ルフィの仲間で「悪魔の子」の異名を持つロビンが、百獣海賊団の幹部ブラックマリアと戦うという女性キャラ同士の対決が繰り広げられた。

「下半身は巨大なクモとなるブラックマリアが、糸の能力でロビンの身動きを取れない状態にしてメリケンサックをつけた拳で何十発も顔面を殴打。前半のAパート10分のほとんどを、ブラック・マリアが一方的にロビンをボコボコにする展開に費やし、原作以上にブラックマリアのドSぶりが強調されました。さらにロビンも太ももをあらわにしたまま、殴られるたびに『あぁ~~~』と悲鳴をあげ、ブラックマリアも『いいわぁ~』『きもちいいぃ~~』と恍惚の表情で嬌声をあげていたため、さながら公開SMプレイのようでしたよ」(サブカルライター)

 これには、久しぶりにアニメ版を観たという原作ファンからも「ロビンがこんなボコボコにされてるの初めて見た」「制作陣にそういう趣味の方がいるとしか思えない演出」といった驚きの声が。さらに、「殴られまくっているロビンを見てる子どもの表情わかる? 悪影響だわ!」「ねぇ、待って、待って、日曜日の朝からこんな喘ぎ声を流していいの?」といった批判の声も上がってしまった。

「原作は11月に104巻が発売されたばかりでまだ物語は続いてますが、アニメも1999年から20年以上にわたって続く長寿シリーズだけに、原作に近づきすぎている問題がある。最近では冒頭のナレーションに6分を費やしたり、原作漫画では3ページで描かれた格闘シーンが2分半に引き延ばされていたりと、“尺稼ぎ”が目立つとよく指摘されています。通常のアニメなら原作に追いつきそうになるとアニメオリジナルのエピソードを入れて時間稼ぎをするものですが、ワンピースの場合、緻密な設定で伏線も張りまくられているためアニオリもそう簡単には入れられない状況です」(前出・サブカルライター)

 ロビンとブラックマリアの戦いも引き伸ばすしかなかったようだが、とはいえ映画ならR指定されそうな演出はやめたほうがよかったかもしれない。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2022/12/18 07:00
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