かねちーとりんたろー。がカップ麺に!?「スーパーカップ」変わり種5品徹底批評
#EXIT #カップ麺 #スーパーカップ #カップ麺一行3昧
かねちーとりんたろー。ド派手に見えて実は真面目?「スーパーカップ1.5倍✕EXIT」の2品
最後にレビューするのは、よしもとお笑い芸人の「EXIT」のかねちーこと兼近大樹さんと、りんたろー。さんがプロデュースした「スーパーカップ1.5倍×EXIT スーパーカップ」の2品。「明太バター醤油味ラーメン」245円(税別)と「ジンジャー豚味噌味ラーメン」245円(税別)です。
お2人の髪色をイメージしたと思われるピンクと黄色の目がチカチカする派手なパッケージで、味もピンクっぽい明太と黄色っぽいジンジャー。
かねちーさんっぽい「明太バター醤油味ラーメン」は、醤油味のスープにふりかけで明太子やバターの風味を加え、中細ストレートの油揚げ麺とかきたま、ネギが合わせられています。バター醤油やたらこバターはどちらかというと汁なしのカップ焼そばやパスタ系に多いフレーバーで、スープでは比較的めずらしいように思います。
なんと言っても明太子やバターの風味がつけられたピンク色のふりかけが目に付きます。このふりかけ、食べ始めはバターが香ばしくて目立っていますが、だんだんとスープの醤油味のほうが強く感じられるようになり、ふりかけの味はあまり目立っていない印象でした。
醤油味のスープの中でほのかに香る明太子やバターが上品でしたが、がっつりイメージの「スーパーカップ」なので、明太子やバターにもっとパワフルさが欲しいところでした。
りんたろー。さんっぽい「ジンジャー豚味噌味ラーメン」のほうは、生姜を効かせた豚骨ベースの味噌味のスープに、太めストレートの油揚げ麺と、キャベツやコーン、ネギなどの具が合わせられています。先ほどの「ふりかけ」みたいな目立つ存在がないので地味に見えますが、キャベツがたくさん入っています。
豚骨ベースの味噌味のスープに生姜やニンニクを効かせていますが、特にこの商品特有の組み合わせというわけではなく、札幌味噌ラーメンと同じ構成となっています。さっきの焼そばといい、ガッツリなイメージの「スーパーカップ」と札幌味噌ラーメンは親和性が高いですよね。
札幌ラーメンと同じなので、当然ながらスープのおいしさは安定感抜群。商品名に「豚」と入っているだけあって、ベース部分も力強い「スーパーカップ」らしいスープでした。生姜には体を温める効果があるので、これから寒くなっても食べたいですね。
「EXIT」の両商品とも、ど派手なパッケージのわりには味はいたって真面目で、伝え聞くお2人の真面目な人柄ともマッチするように感じました。
発売35年近くても若々しい「スーパーカップ」
発売から35年近く経つ大盛カップ麺のパイオニア「スーパーカップ」の変わり種商品をレビューしてきましたが、パワフルで発想が尖った商品が多く、今もなおブランド力の若さが感じられました。
今回、筆者が最もおいしいと感じたのは「もやしみそ焼そば」でしたが、定価290円(税別)という価格が泣きどころ。高額ではない他の商品については、多少の安っぽさが垣間見えてしまうジレンマがありました。麺にコストが割かれる大盛カップ麺の宿命かもしれませんね。
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