『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一の「オリメンは大切」発言にしみじみ涙

『朝だ！生です旅サラダ』（テレビ朝日系）のコーナー「発掘！ニッポン　なかまる印」でリポーターを務めるKAT-TUNの中丸雄一。12月10日放送回で彼が訪れたのは、愛媛県八幡浜市のみかん畑であった。

　みかん畑に合わせ、オレンジのつなぎを着ているこの日の中丸。内側には黒のハイネックを着込み、密かに暖かくしているみかん色丸である。

　愛媛といえば、みかん。特にこの地域は県内有数のみかんの産地で、5つのおいしくなる秘密があるという。

中丸　「おいしくなる秘密は“5つの○○○”なんですけれども、神田（正輝）さん、なんだと思いますか！」

神田　「え～っと、いじめる！」

中丸　「いじめる……？　すいません、あんまりよく聞き取れなかったんですけれども」

　聞こえてたはずだ。神田からの予想だにしない「みかんをいじめる」というブラックなワードを耳にし、危険を察知してすっとぼけ、そのままCMになだれ込んだ中丸。土曜の朝にふさわしい判断だったと思う（ちなみに、正解は“5つの太陽”）。

中丸がKAT-TUNのメンバー数を自虐するトークが泣ける

　CMが明けると、みかん畑の中にこたつを引いて座っている中丸。スゴい場所で、こたつにみかんをやっている。

「本日は愛知県……愛媛県八幡浜市から中継しております」（中丸）

「あいちけん」と「えひめけん」で、間違えすぎな中丸。愛知と愛媛は“愛違い”である。いつものようにカンペをガン読みだし、読むのはいいけどカンペ位置をもう少し考えればいいのに……。

　そこに、地元の農家さんが現れた。粋な計らいで、中丸にみかん1個を収穫させてくれるらしい。というわけで、中丸がみかんを1個もぎった。そして、急にハンバーグみたいにみかんをペチペチし始めるのだ。何事!?

中丸　「刺激を与えるとさらに甘くなると聞きましたけど、本当ですか？」

農家　「いや、知りませんね（苦笑）」

中丸　「地元の人は知らないですか？　テレビで『科学的に証明された』みたいなこと言ってましたけどね」

　他の番組で得たトリビアを盾に、本職の農家にうんちくを傾ける中丸。いや、たしかに筆者もみかんを剥くときは揉むけども、中丸みたいにペシペシはやらない。普通、ああいうときはモミモミするのでは……。

　というわけで、中丸が甘いみかんを食べた。そのタイミングで、どこかから女性たちの歌声が聴こえてくるのだ。阿佐ヶ谷姉妹？　いや、違う。みかんの魅力を歌にして啓蒙活動を行うグループ、フレッシュレンジの皆さんである。

「引きで見たら妖精さんかなと思いましたけれど」（中丸）

　嘘をついている中丸。どうにかヨイショしようとして出た言葉だ。

フレッシュ　「KAT-TUNさんと同じ2006年にCDを出しました」

中丸　「本当ですか、同期なんですか？」

フレッシュ　「かもしれませんね、年齢は違いますけど」

中丸　「そうなんですか。ちなみに、オリジナルメンバーですか？」

フレッシュ　「そうです」

中丸　「大事なことですよねえ。大変ですからね、何年もやるってことは」

　人数自虐をする中丸。あなたが言うと深すぎるのよ。土曜の朝から泣けるトークである。

KAT-TUNのときよりちゃんと踊っていた、みかんガールズとのコラボ

　CMが明けると、中丸とフレッシュレンジによるコラボステージがいきなり始まった。コラボと言うから中丸はボイパで参加するのかと思ったら、中丸ががっつりフレッシュレンジに参加だった件。つまり、同期によるコラボである。

「み、み、み、み、みかん～　み、み、み、み、みかん～
　あなたと私の恋のよ～かん　レッツゴー」

　いかがだろうか？　文面だけでヤバさが伝わってくる歌詞。パワーフレーズすぎて、『旅サラダ』の放送中に「みみみみみかん」がTwitterでトレンドワード入りする始末だった。当分、「みみみみみかん♪」のメロディが頭から離れそうにない。

　そんな楽曲をフレッシュレンジの一員になりきって、歌って踊る中丸。彼のポジションは真ん中、センター中丸である。「あなーたとわたしの恋の予感～♪」の「あなた」の箇所でフレッシュレンジが中丸のこと指差すなど、振り付けもバッチリであった。

　中丸の踊りもバッチリだった。短時間で歌と振りを覚えたのはさすがだし、つなぎもちゃんとみかん色でキマっていた。特に華麗な足さばきにより、本職の本領を発揮する中丸。シンプルなダンスなのに動きが美しいし、みかんガールズ本隊よりキレがあるのはKAT-TUNのメンバーならではである……というか、中丸はKAT-TUNのときよりちゃんと踊っているのでは？　即席コラボなのに、全体的にKAT-TUNより振りも揃っていたし。

　KAT-TUNでは絶対やらないようなダンスをしているのも、見ものだった。NHKの歌のお兄さんみたいというか、お遊戯感漂いまくりというか。『旅サラダ』をEテレみたいな雰囲気にしたお遊戯丸である。