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目黒蓮&鈴鹿央士、国宝級イケメンで初の首位! 小田急電鉄も乗っかる『silent』の影響力

目黒蓮&鈴鹿央士、国宝級イケメンで初の首位! 小田急電鉄も乗っかる『silent』の影響力の画像
「【ViVi】公式デジタルマガジン(講談社)」より

 ファッション誌「ViVi」(講談社)の名物アンケート企画「国宝級イケメンランキング」の2022年下半期ランキングが15日に発表され、Snow Manの目黒蓮が本戦ともいえる「NOW部門」で初の首位を獲得した。22歳以下を対象にした「NEXT部門」は俳優の鈴鹿央士がトップとなり、22日に最終回を迎えるフジテレビ系ドラマ『silent』の人気沸騰ぶりをうかがわせる結果となった。

 目黒はこれまでも「NOW部門」(23歳~29歳対象)の上位に入っており、上半期は道枝駿佑(なにわ男子)が1位で目黒は2位だったが、下半期では目黒が1位で道枝が2位と逆転。初の頂点に立った。

 1位獲得の原動力になったとみられているのが、川口春奈の主演で目黒が相手役を務めているフジテレビ系木曜劇場『silent』の大ヒットだ。同ドラマは、ヒロイン・青羽紬(川口)が高校時代の恋人で耳が不自由になった佐倉想(目黒)と音のない世界で“出会い直す”というラブストーリーで、ネットを中心に「いま一番泣けるドラマ」として人気が爆発。同作は1話~8話までの時点で、見逃し配信の累計再生数が「フジテレビ歴代最高」となる4600万再生(TVer・FOD無料・GYAO!の合計値、今月8日時点)を突破したことが発表されており、22日の最終回が15分拡大となることも決定した。

 『silent』旋風をさらに裏付けたのが、『silent』に出演している鈴鹿が「NEXT部門」で1位を制したことだ。「NEXT部門」は移り変わりが激しい傾向があるものの、鈴鹿は完全な圏外から2位の高橋恭平(なにわ男子)、3位の松田迅(INI)を抑えて、初登場にして首位を獲得するという快挙となった。『silent』で鈴鹿が演じている戸川湊斗は「主成分・優しさ」と形容されるほどの優しいキャラクターで人気を博している。「NEXT部門」における鈴鹿の大躍進は『silent』人気が影響したのは明らかで、「NOW部門」首位となった目黒とともに、同作の影響力の大きさを物語っている。

 これに対して、SNSでは「めめ(目黒の愛称)が1位で、NEXTは央士くんかあ。silentの勢いすごい」「コンビでNOWとNEXTの1位って、silentは歴史に残るドラマになったね」といった声が集まり、ネット上でも『silent』旋風のすさまじさを実感している人は多いようだ。

 同ドラマについてはフィクションの枠を超えた影響が生まれており、ロケ地となっている小田急電鉄の世田谷代田駅は以前は閑散とした小さな駅という印象だったが、現在は多くのファンが「聖地巡礼」として訪問。小田急電鉄によると、ドラマ開始前の9月と比較して11月の同駅の定期外乗降人員数は22.7%増となったという。

 15日付の「集英社オンライン」によると、想と紬の再会などの重要なシーンで使われた駅前のベンチはとりわけ人気スポットとなっており、ある日の14時から17時まで調べてみたところ、わずか3時間で300人以上のファンが訪れたという。また、劇中でたびたび使われたカフェには長蛇の列ができ、「紬と想が座った席に座りたい!」という問い合わせ電話が1日100本以上も殺到したそうだ。

 このフィーバーぶりに小田急電鉄もちゃっかり乗っかるようで、同社は今月16日から来年1月31日まで世田谷代田駅でドラマの劇中音楽「silent main theme」を流すと発表。さらに、ドラマが最終回を迎える12月22日にはOfficial髭男dismが歌う主題歌「Subtitle」の歌詞付きバージョンを放送するとし、同社は「主人公の2人が再会するシーンが撮影された駅前のベンチなど、お気に入りのシーンを重ね合わせて、音楽とともによりドラマの世界観を感じていただけます」と聖地巡礼を推奨している。

 早くも「ロスが怖い」「終わるなんて信じたくない」という声があがるほど最終回に向けて盛り上がりを見せている『silent』。まさに2022年を代表するドラマといえそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2022/12/16 21:00
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