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オリラジ藤森、原田泰造、サバンナ高橋…ブーム終わらない「サウナ芸人枠」のゆくえは!?

オリラジ藤森、原田泰造、サバンナ高橋…ブーム終わらない「サウナ芸人枠」争いの画像1
「サウナ村」まで作った藤森慎吾

 ブームと言われて久しいサウナ。「整う」という単語もすっかり一般的になり、新たなサウナ施設が次々と誕生しているが、ブームが来れば、そのビッグウェーブに乗っかる者が必ず現れるのが芸能界だ。

 お笑い界では現在、“サウナ芸人枠”を巡って熱い戦いが繰り広げられている。

「先頭を走るのは、ネプチューンの原田泰造です。原田は2019年に放送されたサウナドラマ『サ道』(テレビ東京系)に出演。『サ道』はサウナブームのきっかけにもなった漫画が原作の作品ですが、原田は元からサウナ好き。サウナ巡りが趣味でもあり、そのガチンコぶりでサウナー(サウナ愛好家)たちからも支持されています。バラエティ番組でもサウナのことを話す機会は多いですね。

 サウナへの入れ込み度では原田に負けないのは、サバンナ高橋です。高橋はサウナ好きが高じて関東近郊に別荘を購入し、そこにサウナを設置。自宅にもサウナがあり、合計3つもマイサウナを持っていて、TOKYO MXではサウナでトークする『サバンナ高橋の、サウナの神さま』という番組も持っています。

 そんな高橋をも猛追するのが、オリエンタルラジオの藤森慎吾です。藤森は今年、引っ越した自宅にサウナを設置したほか、自身が購入した土地にサウナ村を作り、さらに総額1億円を掛けて会員制サウナのプロデュースも手掛けています。YouTubeで発信したり、クラウドファンディングを使ったりと、藤森はとりわけ商売上手な印象ですね。

 このほか山口智充、パンサー尾形、カンニング竹山、博多華丸、麒麟・川島明など、サウナ好き芸人を挙げたらキリがありませんが、とりわけ原田、高橋、藤森の3人はサウナ絡みの仕事が多くなっています」(お笑いライター)

 これ以外にも、ヒャダインはBSでサウナ番組をやっており、サウナハット作りにも携わっている。サウナの気持ち良さは万人が認めるところだが、なぜサウナにハマる芸能人がここまで多いのか?

「コミュニケーションの手段としてサウナが使われているのは間違いありません。飲みに行くのは少々ハードルが高くても、サウナならそれほど話す必要がなく、けれども距離感は一気に縮められる。サウナに世代はあまり関係ありませんし、情報交換することで大御所にも近付けます。売れっ子が集まる“サウナ部”のメンバーにうまいこと入り込み、リラックスモードに乗じて距離を詰める者もいるようです。

 コロナの影響も少なくありません。コロナ禍では、飲食店が営業を自粛したり、閉店が早くなったりするケースが相次いだため、飲みに行けなくなった芸能人が深夜まで営業しているサウナに集まり、そこで人脈が広がるケースもあります。料金が高いサウナは一般人が少なく、落ち着いて内輪の話ができる安心感もあるようです」(フリー芸能記者)

 ただ、サウナブームが加熱することでサウナが混み合うようになり、芸能人は自衛策を考え始めるようになっている。

「サウナはこれまで不特定多数の人間が一緒に入るのが当たり前でしたが、最近は個室サウナが流行り始め、プライベートを確保しながらサウナを楽しめる施設が増えています。裸を見られたり、話かけられたりするのがイヤで、こういったサウナにしか行かない芸能人は少なくありません。また、会員制の施設も増えており、都内には入会金が100万円を超えるような施設も次々と誕生しています。こうなると一般人にはなかなか手が届きませんよね」(同上)

 一般人なら数百円だが、芸能人は整うにもお金が掛かるようだ。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/12/14 19:14
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