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ジャニーズカウコンに今年も波乱!?　終電ない問題＆ジャニーズJr.メドレーで物議

2022/12/13 21:00

#ジャニーズ #カウコン

　ジャニーズ事務所の所属グループが東京ドームに一堂に会する年末恒例の年越しコンサート『ジャニーズカウントダウン 2022-2023』（以下、カウコン）をめぐり、ファン同士の対立が起きたり、東京メトロなどの終夜運転全廃によって「終電がない」という声があがったりと、さまざまな問題が噴出している。

　今年のカウコンは、KinKi Kids、NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japanの14組の出演が決定。ほぼオールスターとなっており、来年5月にメンバー3人が脱退することが発表されているKing & Princeや、デビュー25周年の節目の年となったKinKi Kids、10月に世界デビューを果たしたTravis Japanなど話題性も高い。

　例年以上に激しいチケット争奪戦が予想されるが、ファンからは「チケット当選してもイベント終了後に帰れない」「帰りの電車がなさそうなので申し込むのやめるかも」といった不安の声が聞こえてくる。

　今年の大みそかは、首都圏ではJR東日本、京成電鉄、京王電鉄が終夜運転を実施する一方、小田急電鉄、京急電鉄、東京メトロ・都営地下鉄など大手私鉄が終夜運転や終電の繰り下げは行わないと発表。カウコンの会場である東京ドームの最寄り駅としては、JR水道橋駅、都営地下鉄三田線の水道橋駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線の後楽園駅、都営地下鉄大江戸線・三田線の春日駅があるが、東京メトロ・都営地下鉄は0時台に運行が終わってしまう。

　例年、カウコンは21時開場、23時開演で24時30分には終了する。最後の司会者のあいさつや移動などを含めると、外に出るころには深夜1時過ぎになるが、その時間に会場周辺で運行している電車はJRしかない。JR以外の路線を利用しないと会場へ行けないファンにとっては「ホテルに泊まる」「タクシーを使う」「車で迎えにきてもらう」といった手段でも使わない限りは、致命的というわけだ。

　チケット争奪戦の激化に加えて交通の便に不安があることで、現地へ行かずにフジテレビ系で放送される生中継番組で鑑賞しようと考えているファンも多い。

　だが、この生中継をめぐってもひと悶着が起きている。今回はシャッフルユニットが歴代グループのヒット曲を披露する「シャッフルメドレー」や、他グループのヒット曲をカバーする「グループチェンジメドレー」といった名物コーナーに加え、ジャニーズJr.が先輩グループの楽曲をカバーする「次世代ジャニーズメドレー」が目玉企画の一つとして発表されている。これが物議を醸す原因となった。

　例年、ジャニーズJr.はテレビ放送に入らない前座を務めたり、デビュー組である先輩グループのバックダンサーに徹するのが通例だった。しかし、今回はフジテレビの番組公式で発表された出演者の中にジャニーズJr.も含まれており、番組概要でも「次世代ジャニーズメドレー」が説明されているため、テレビ中継に入るものとみられている。今のところ出演するJr.メンバーは明かされておらず、どの程度の時間を割くのかは不明だが、メドレーとなれば複数の楽曲を披露するので一定の尺をとることになるだろう。

　当日のフジテレビ系での生中継は、23時45分～0時45分までの1時間。先述したようにデビュー組だけで14組が出演し、恒例のメドレー企画などもあることを踏まえれば、グループごとの“持ち時間”は数分刻みになると予想される。単独で楽曲を披露できないグループもいるかもしれず、不公平感が生まれそうだ。

　そんな中でジャニーズJr.のメドレー企画が放送される可能性が浮上したため、デビュー組のファンを中心に「デビュー組の時間削ってまでして、Jr.の企画入れないで」「ただでさえ時間足りないのに！」「Jr.はJr.に徹してほしい」「Jr.はいつも通り前座でいいんじゃないの？」といった不満の声があがっている。その一方、ジャニーズJr.のファンからは「Jr.が地上波で活躍できる機会なんてめったにないんだから！」「こんな叩かれ方をするなんてひどい」といった反論があり、対立が起きているようだ。

　昨年のカウコンでは、一夜限りの「ジャニーズ初夢ユニット」として、事前投票で決めた「王子様」「元気」「セクシー」の各ジャンルのランキング上位5名でそれぞれユニットを結成する目玉企画を実施。先輩を差し置いてSnow Man、なにわ男子の若手メンバーが1位になったことや、わざわざ順位付けしたことにファンが反発し、SNSが大荒れになってしまった。今年もさまざまな意味で波乱の気配をうかがわせているが、どのグループのファンも満足できる内容になることを期待したい。