オードリー春日と麒麟川島がバチバチに? まだあった、テレビのなかの新バトル
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春日俊彰「集計期間が終わったんで、今日の出演はあんまり意味がないんです、もう」
さて、6日に行われたテレビ番組出演ランキングの発表。まずは、川島がMCを務める朝の帯番組『ラヴィット!』である。もちろん、ゲスト席にはオードリー・春日。1位を狙う2人の前で、ニホンモニター株式会社のランキングが発表された。
「テレビ番組の出演本数を集計していますニホンモニターさんに相談をしたところ、例年12月上旬に発表されるデータを、なんとこの今日の『ラヴィット!』で初解禁していただけることになりました」
そんな田村真子アナウンサーの紹介とともに、同社の代表取締役が登場。直々の発表となった。くす玉が出てきたり、出演者がお祝いのクラッカーを手にしたり、紙吹雪が用意されたり、ドラムロールが鳴ったり、ネットニュースの記者やカメラマンが登場したり。すっかりひとつのイベントである。
で、そうやって盛り上げに盛り上げた結果はどうだったかというと――春日は3位、川島は2位である。1位は設楽統(バナナマン)。数カ月にわたり春日と川島のどちらが首位を獲るかと盛り上げ続けた結末、1位はどっちでもなかったわけだ。私は『ラヴィット』の生放送は見られなかったのだけれど、ネットニュースの見出しで結果を知った。目にした瞬間笑ってしまった。いや、2位も3位もすごいのだけれど。
なお、11月末までが集計期間だった出演ランキング。番組のエンディングで春日は次のように語った。
「集計期間が終わったんで、今日の出演はあんまり意味がないんです、もう」
カウントされるから意味がある。そんなスタンスの表明は、タレントがしばしば「画面に映ってなんぼ」と口にするテレビの出演数でトップを狙った男の敗退コメントにふさわしい。謎の心強さすら感じる。
対して、同日の夜に放送された『午前0時の森』。こちらは株式会社エム・データによる集計結果の発表である。いつもは若林と水卜麻美アナウンサーの2人のトークが中心の同番組だが、この日は当然、春日をゲストに迎えて放送された。ちなみに、ニホンモニターのランキングは再放送をカウントしないが、エム・データの集計では再放送も出演1回に数えるらしい。
で、こちらのランキングでは、春日はみごと1位を獲得。2位の設楽との差はわずか7回だった。潜水、フィンスイミング、ボディービル、レスリング、エアロビ、東大受験など、さまざまなチャレンジをテレビのなかで繰り返してきた春日。そんな彼は、とうとうテレビに出ること自体の記録にチャレンジし、有言実行したのだった。
さて、オードリーと川島が盛り上げたテレビ番組出演ランキングはひとまず終わりを迎えたわけだが、それは思わぬ副産物を生んだ。
盛り上がりに興じてきた視聴者の多くは、これまで「いつの間にか発表されているもの」だったはずの出演ランキングに、初めてちゃんと対面したと言っていいだろう。そして、ちょっと詳しくなってしまった。複数のリサーチ会社が別々のランキングを作成していること。「出演本数」のランキングと「出演回数」のランキングがあること。会社によって再放送や通販番組を含んだり含まなかったりすること。集計期間が11月末までだったりすること――。
それらがあまり知られていない“新事実”のようにオードリーや川島らによって語られてきたことが、視聴者にとってこのランキングが毎年いつの間にか発表されているものだった何よりの証拠であろう。高まるテレビ番組出演ランキングのリテラシー。高めてどうする、という話ではあるが。
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