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渡辺徹さん、「おしどり夫婦」の裏で… 浮気バレるたびに許した榊原郁恵

渡辺徹さん、「おしどり夫婦」の裏で… 浮気バレるたびに許した榊原郁恵の画像1
渡辺徹 文学座 公式サイトより

ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――渡辺徹さんが11月28日、敗血症のため死去しました。11月19日に体調を崩し、11月20日に都内の病院に入院しましたが回復せず、帰らぬ人となりました。61歳、早すぎますね。

城下 渡辺さんはさまざまな病気と闘いながら仕事を続けていました。1991年、30歳のときに急性糖尿病を発症。2012年には虚血性心疾患の手術を受け、その翌年にはすい炎で入院。2016年からは糖尿病による腎機能低下が原因で、人工透析を受けていたそうです。2021年にも大動脈弁狭窄の手術を受けました。1987年に結婚した妻の榊原郁恵さんが健康を気遣って、懸命に食事管理をしていたようですが、こっそり隠れて揚げ物を食べたり甘い炭酸飲料をガブ飲みすることもあったと聞いています。

――12月5日には、榊原と息子の渡辺裕太が家族葬のあとに会見を行いましたね。棺の前で親族が笑顔で写真撮影したことなどを明かしていました。結婚後も夫婦共演が多く「おしどり夫婦」と呼ばれていましたが、実際のところはどうだったのでしょう。

城下 結婚後も女性にはモテていたようで、過去に何度か週刊誌で浮気が報じられたことがあります。直撃すると、「ものすごく叱られまして、高い買い物をさせられました」と反省した様子をみせていましたね。浮気がみつかるたびに、榊原さんに謝罪するため、ベンツやバッグなどの高額なものを贈っていたそうです。そんなことも包み隠さず話してくれて、芸能レポーターにとってはありがたい人でした。なんだかんだありましたが、仲のいい夫婦ではあったと思いますよ。

――そんなこともあったんですね。

城下 ずいぶん昔、正月をハワイで過ごす芸能人が多かった頃に、こんなことがありました。僕ら芸能レポーターは空港に到着する芸能人を直撃しようと待ち構えていたんです。飛行機が到着すると、なんと、松田聖子さんと神田正輝さん夫妻(当時)、郷ひろみさんと二谷友里恵さん夫妻(当時)が続けて出てきたんです。

――聖子さんと郷さんはかつて恋人同士でしたよね。同じ便に乗ってたんだ。

城下 そうなんです。聖子さんと郷さんのコメントは取れなかったのですが、その後、渡辺さん榊原さん夫妻も出てきました。3組とも同じ便のファーストクラスに乗っていたそうです。渡辺さんが「驚きましたよ。聖子さんと郷さん、全然しゃべらないんですよ。目も合わさない。そりゃそうか~」なんて笑っていました。横にいた榊原さんが「ちょっと、そんなことしゃべっていいの?」と慌てた様子でしたが、渡辺さんは「芸能レポーターの皆さんも一緒に乗っていたことはご存知なんだから、大丈夫、大丈夫」と、意に介さず話してくれて、取材陣から笑いが漏れていました。渡辺さんは取材陣に対してもサービス精神旺盛。いつも楽しませようと笑いを取ってくれました。

――テレビで見るままの人柄なんですね。

城下 関西の番組で共演した時もとても気さくに話してくれて、「僕はさわやか二枚目俳優のデブ」なんて自虐ネタを言っていました。今もあの明るい笑顔が思い出されます。

――本当に残念です。

城下 そうですね。残念でなりませんが、榊原さんと裕太さんが明るくほのぼのとした会見だったのも、渡辺さんのお人柄あってのことだと頷けます。

 

 

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2022/12/14 09:00
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