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愛子さまの首元で光るネックレスと“特別な男性”の正体

園児虐待の保育士の呆れた“逆ギレ捨てゼリフ”

 さて、今週の最後の話題は、幼い児童を虐待したとして逮捕された三人の保育士のその後の話。

 静岡県裾野市の市立認可保育園「さくら保育園」で発覚した幼児虐待は、幼子を持つ母親たちを震え上がらせたが、私のような、その年頃の孫を持つ年寄りも、もし自分の孫がそのよう目にあっていたらと考えると、憤りで息が苦しくなる。

 裾野署に逮捕されたのは、保育士として勤務していた三浦沙知(30)、小松香織(38)、服部理江(39)容疑者たちである。

 年からいってもベテランの部類に入る人間たちであろう。

 さらに裾野市は、櫻井利彦園長(53)を犯人隠匿の疑いで刑事告発している。

「一連の虐待を口外しないよう約束させる誓約書を、ほぼ全ての保育士に書かせた疑いなどがあるとしています」(捜査関係者)

 ここの開園は1981年。運営する社会福祉法人「桜愛会」の理事長に櫻井の母親、園長には父親が就き、翌年からは0歳児保育も始めている。

 当時は0歳児を預かってくれる保育園が少なく、共稼ぎ夫婦たちの支持を集めていたそうだ。

 私の2人の孫もそうだが、両夫婦ともに共稼ぎだから、認可保育園に入れてもらうのが大変だった。だが、孫のほうも、朝8時から夜6時過ぎまで保育園暮らしというのは、私から見れば、可哀そうでならないのだが。

 現園長は2009年に就いたそうだが、文春によると、

「ただ、保育士と友達感覚で接するタイプでマネジメントには不向きでした。二〇年には、危機感を覚えた桜愛会の評議員過半数にあたる四人が『運営能力に欠けている』とし、退任させようとする動きがあった。すると翌二一年の評議員選任解任委員会で、その四人が評議員から外されたのです。新評議員は櫻井氏に忠実なイエスマンばかりでした」(桜愛会関係者)

 そんな中で起きたのが、幼児への虐待行為だった。

 男児の頭をバインダーで凶打したとして逮捕されたのが派遣職員だった服部。彼女が働き始めたのは2020年のことだった。その直前に、裾野市と隣接する長泉町に夫名義で一軒家を購入しているという。

「服部は『コロナの影響で業務が増えてストレスを感じていた』などと述べています。ただ、バインダーで叩いたり容姿を揶揄したことは認める一方で、その他の行為には関与していないと主張。派遣という立場だったこともあり、主犯の三浦、小松に服従していた形と見られています」(社会部記者)

 園の説明によれば、最も虐待行為が多かったのが、非常勤職員だった小松だという。

「園児の足を掴み宙吊りにする、カッターナイフを見せて脅す、手足口病の症状がある園児の尻をほかの園児に触らせる――など耳を疑うような行為が並んでいました」(同)

 小松がこの園で働き始めたのは2017年の頃だったという。

 2014年に夫との共同名義で新築の一軒家を購入し、子育てにも励んでいたようだ。

「小学生の息子が二人います。たまに犬を散歩する姿を見かけた。『優しそうな良いお母さん』という感じでした」(小松の近隣住民)

 自分の子供には優しい母親で、他人の子供には鬼ババになるのか。

 虐待行為がばれて、9月9日に勧奨退職処分をいい渡されると、退職したのだが、バレないと思ったのか、ひっそりと学童に転職していたというのだ。

 当然だが、そこも退職せざるを得なくなった。

 3人の中で唯一の正規職員で、一歳児の責任者だったのが三浦だった。

 寝た園児に「ご臨終です」といったり、泣いた園児をスマホで撮影していたという。

 高校を卒業後、保育学部のある地元の富士常葉大学に進学。2014年にさくら保育園に就職している。

「やたら不愛想で、子供を登園させる時『おはようございます』と挨拶をしても無視。勤務中、スマホをイジる様子を何度も目撃した。でも注意して子供に嫌がらせをされるのが怖くて何も言えませんでした」(一歳児クラスの保護者)

 三浦は、2019年に結婚している。同じ年でバイクが趣味だそうだ。翌年に沼津市に一軒家を建てている。

「子供はおらず、夫婦二人暮らしです。月に二回ほど、平日の夜に自宅の駐車場で友達七~八人を呼んでバーベキューをしたりしていた。騒音とまでは言いませんが、大きな音は出ていました」(三浦の近隣住民)

 職場での虐待行為に絶望を感じた、今年さくら保育園に就職したばかりの保育士が内部告発し、事件が発覚したようだ。

 9月9日、服部には譴責処分、小松と三浦には勧奨退職処分が下されたようだが、これに三浦が猛反発したそうである。

 彼女の夫や家族とともに園に現れ、ものすごい剣幕で櫻井に、

「辞めさせるんだったら残っている車のローンと家のローン、保育士の資格をとった金を全部寄こせ! 賠償しろ!」

 と詰め寄ったそうだ。

 滅茶苦茶な奴だな、こいつら。この事件では、市の対応が遅れたことも追及するべきであろう。

 だいぶ前に、「保育園落ちた日本死ね!!!」という呟きが話題になり、保育園の待機児童の減少に国が動いたことがあった。

 話を聞くと、待機児童は少なくなっているようだが、地域によってばらつきがあるようだ。

 その上、保育園の費用がバカにならない。無理して働いても、そのおカネが保育園料に消えていくという話をよく聞く。

 無理して可愛い子供を預けているのに、保育士から虐待されていたのでは、何のための保育園なのか。

 メディアには、この事件は氷山の一角に過ぎないと思うから、徹底的に調べ、このようなことの起きないようにしてほしいものである。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 今週は現代だけ。

「最高の女優『美のベストショット』」「元祖ギャルビキニ 安西ひろこ」「ロシア人ハーフのバラエティ元気娘が初登場! 村重杏奈」「おたくの女子はGカップ 赤羽もも」

 袋とじは「ヘアヌード小説家 八木奈々」

 この中では、安西ひろこが断然いい。あのころ20歳だとしても、今は40代か。会ってみたいものだ。
  
 
 
 
  
 
 
 
 
  
 
 
 

 

元木昌彦(編集者)

「週刊現代」「FRIDAY」の編集長を歴任した"伝説の編集者"。

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もときまさひこ

最終更新:2023/02/28 10:57
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