年越しそばは“カップ麺”で！「どん兵衛」「赤いきつねと緑のたぬき」＆「悪魔の贈り物」を全力レビュー

　12月ももはや中盤。そろそろ年末年始も差し迫ってきました。年越しはどうお過ごしになるでしょうか。

　今回は、今年の年越しそばとしてもおすすめのカップ麺をご紹介。「どん兵衛」や「赤いきつねと緑のたぬき」といった和風カップ麺の大定番ブランドに加え、年越しのダークホースになりそうな商品など盛りだくさんのラインナップでお届けします。

特大天ぷらと甘辛つゆの双璧！　日清食品「どん兵衛 特盛天ぷらラー油そば」

　まずは、日清食品の「どん兵衛 特盛天ぷらラー油そば」276円（税別）。和風カップ麺の大定番「どん兵衛」から登場した、「特大天ぷら」「特盛」「ラー油」が特徴の攻めた商品です。年越しにこれを選んだなら、さぞファンキーなお正月を迎えられそう。

「どん兵衛」は、おなじみの「きつねうどん」と「天ぷらそば」の他にも多くのレギュラーラインナップを抱えており、さらに頻繁に出る期間限定商品では、二郎系フレーバーなどかなり攻めた商品も出しています。和の大定番でありながら革新派。

　ラー油の入った真っ赤なつゆに、特盛麺量でストレート形状のおそばと、大きな天ぷらが合わせられています。麺量は通常の1.5倍程度入っており、年越しにこれを食べ切ってしまうと、元旦のおせちを食べるのに支障が出てしまう可能性があります。

　かつおだしをしっかり効かせた醤油味のつゆに、たっぷりラー油が入っています。真っ赤でいかにも辛そうですが、辛さは中辛～辛口程度でしょうか。辛さよりも甘さが際立っており、かつおだしと強い甘みによってジャンキーな味わいとなっていました。

「特大天ぷら」は、「どん兵衛」の特徴である“あとのせサクサク”食感で軽いです。かなり大きい天ぷらなのですが、食感が軽いため大きさのわりにあっさり食べ切ってしまいます。小えびがたくさん入っていて香ばしいのも特徴。

　この天ぷら、レギュラー商品の「どん兵衛 天ぷらそば 特盛」に入っているものと同じですが、つゆが赤いしえびも赤いしで、ラー油のつゆを浸すことで衣まで赤く染まり、なにやら不穏な空気が漂います。でも安心してください。甘辛のおいしい天ぷらです。

　見た目はファンキー、味はジャンキーで、和風な「どん兵衛」のイメージとは真逆の商品でしたが、年越しそばでこれを食べれば、勢いに乗って1年間を乗り切れそうな気がします。