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W杯中継悲喜こもごも 解説、ゲスト、サッカー好き芸能人…株上げた人、下げた人

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ABEMAで大活躍だった本田圭佑(Getty Images)

 日本代表がグループリーグでドイツとスペインを撃破し、稀に見る盛り上がりを見せるサッカーW杯。決勝トーナメント1回戦でクロアチアに惜しくも敗れ、日本の快進撃はストップしたが、いまだ興奮は続いている。

 4年に1度の世界的イベントがこれだけ盛り上がれば、それに乗じて名を上げたり、評判を落とす人も現れるもの。株を上げた人・下げた人は誰か? 解説者では圧倒的なスターが生まれた。

「W杯中継ではゲストとして選手や元選手が呼ばれますが、今大会は中村憲剛、大久保嘉人、中村俊輔、内田篤人など、引退して日が浅い人が多い印象ですね。プレー同様に冷静な中村憲剛、プレースタイルとは異なり大人しめの大久保、まだまだ不慣れな感じの中村俊輔、クールかと思いきや意外とよくしゃべる内田と、それぞれ個性はありますが、圧倒的なインパクトを残したのは本田圭佑。ABEMAでの解説はわかりやすい・面白い・よく当たるの三拍子で、代表監督待望論さえ飛び出しました。

 一方、厳しい批判に晒されているのは、日本に厳しい予想をして、それが外れた闘莉王や城彰二。セルジオ越後のように辛口予想しましたが、グループリーグの結果はご存知の通りでした。アジアと世界の差が開いていると述べた戸田和幸も同様ですが、辛辣なコメントをすると話題になりやすい一方で、外れるとダメージは甚大。今後、何か発言する度にほじくり返されるでしょう」(フリーのスポーツライター)

 芸能界でも浮上した人がいれば、下がった人もいる。

「まず、特A級の働きをしたのは日向坂46の影山優佳。以前からサッカー通としてファンはもちろん知る人ぞ知る存在でしたが、今回のW杯では関連番組に出まくり、豊富な知識で的確なコメントを連発し、予想も当たりまくりで、一気に顔と名前を売りました。その他では、日本vsドイツ戦を現地まで見に行き、歴史の目撃者となった勝村政信、同じくカタールまで日本戦を見に行った霜降り明星のせいやなどは“サッカー好き”を強烈にアピールし、今後の仕事につながりそうです。

 反対に評価を下げたのは、フジテレビの中継で呼ばれているEXITと朝日奈央。いずれもなんのためにいるのかサッパリわからず、不要だという声が殺到しています。ビッグなスポーツイベントにはいわゆる“賑やかし”を呼ぶのが常識になっていますが、そういった盛り上げ要員については、そろそろ考え直す時期に差し掛かっているようです」(芸能記者)

 影山はアイドル活動と並行してサッカー関連の仕事もこなしており、スペイン戦があった2日には「影山寝ろ」がトレンド入りするなど、もはやバブル状態。しかし、そんな彼女をも上回る存在感を示した“兄弟”がいる。

「今回のW杯のテレビ中継はNHK、フジテレビ、テレビ朝日で分け合っていますが、フジのメインキャスターはジョン・カビラで、テレ朝は『ナビゲーター』というポジションで川平慈英が出演しており、民放2局を兄弟でジャックしています。彼らのインパクトは絶大で、口調が自然と川平慈英のようになってしまうアナウンサーさえ現れるほど。“サッカー中継といえば川平兄弟”という認識が完全に定着しており、サッカー枠争いの真の勝者は彼らでしょう」(キー局関係者)

 サッカー王国・ブラジルのような存在になった兄弟を、倒す者は現れるか。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/12/10 08:00
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