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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 草なぎ剛、香取慎吾と地上波共演
監督・東野幸治が引き出した

草なぎ剛「グループもなくなっちゃったし」まるで“SMAPのメンバー”のように出演したドキュメンタリー

草なぎ&香取慎吾の2ショット、数年ぶりに民放のゴールデンタイムに

 休憩中、ギターを弾いている草なぎ。TRICERATOPS・和田唱から学んだギターである。どの現場にも彼はギターを持参するそう。余談だが、CM『1本満足バー』での「ま、ま、満足! 1本満足!」のくだりは、草なぎがアドリブで作ったリズムらしい。そういう意味で、彼は作曲能力(?)もあるのだろうか。

 草なぎが弾き語りをしていると、そこに歌いながらフレームインしてきたのは香取だった。

「あららららら、つよポン! 慎吾ちゃん!」(東野)

 SMAPの5分の2が揃っただけで、東野は大興奮。カメラはブレブレになるし、視聴者としても民放のゴールデンタイムで2人の姿が見られるのは何年ぶり? という感じだ。そこに被さったのは、以下のナレーションであった。

「出会って35年。SMAP、そして新しい地図として苦楽を共にしてきた香取慎吾君」

「SMAP」、「新しい地図」とちゃんと表記しているあたり、芸能界の中で何かが変わってきている感がある。

「たまたま香取慎吾さんがフレームインしてきてくれて、2人で歌ってるときは、映しながら『うわっ、スマスマやん!』って(笑)」(東野)

 東野と香取の対面も久しぶりだったらしい。

香取 「舞台の稽古場に(取材に)来るっていう説明を(草なぎから)受けまして。『ごめんね、なんかマジで。でも、稽古場でしょ!?』みたいな感じで」
東野 「ウソやん」
香取 「(草なぎは)舞台の稽古場とかは(取材を)本当にやめてほしい人です」
草なぎ 「違う違う違う、そんなんじゃない!」

 裏話をバラされている草なぎ。今回の密着は本当は嫌だったのだろうか?

東野 「だって最初、初見で会ったとき、『久しぶりです』って言ってめっちゃ笑ってたんですよ。あれ、ウソ!? 草なぎ剛って一体何者なんですか!」
草なぎ 「いや、感情っていうのはコロコロ変わるわけですよ。起きたら全然変わるじゃないですか」

「草なぎ剛って一体何者なんですか!」と、今回も東野は草なぎを掴みかねている様子。香取は草なぎについてこう語った。

「すごい好きなんですけど、どこが好きかってイカれてますよね。この人は壊れてる、本当に」(香取)

 今回の舞台で、香取は草なぎのある一面に初めて気付いたという。稽古中、草なぎは一度も台本を手に取らなかったそうだ。

「僕は結構、台本ちゃんと読むほうなんですよ。だから、僕は(台本を)読みすぎちゃうなと思って。慎吾ちゃんの影響もすごいありますよ。何十年も一緒にいて、『彼みたいに1回全部手放してやってみよう』と思って。観る方がどういうふうに取るかってことなんで」(草なぎ)

 肩の力を抜いて芝居をするようになった理由は、「観る方がどう取るか」の考え方にたどり着いたから。判断は受け手に委ねよう、という考え方である。

東野 「言ったあと、『これは使ってほしくないな』とかあんねやったら、全然言ってくださいね」
草なぎ 「東野さんに任せます、監督なんで」
東野 「本当ですか? 変なとこ、いっぱい使いますよ」
草なぎ 「いいですよ、全部僕なんで」
東野 「いやいや、その笑顔が本当かどうかもさえ……」
草なぎ 「本当ですよ(笑)」

 コロコロ変わるけれど、「全部、僕」。まさに、見る方がどう取るかに委ねている。

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