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SHONOはW杯で「謎の美女サポーター」と話題に! スポーツ中継に映る人はどう決まる?

SHONOはW杯で「謎の美女サポーター」と話題に! スポーツ中継に映る人はどう決まる?の画像1
SHONO Instagram(@shono.contact)より

 11月5日深夜に行われたカタールW杯の決勝トーナメント1回戦で、日本はクロアチアと対戦。前回準優勝国に善戦した日本は、1-1でPK戦に突入し、惜しくも敗退となったが、選手たちにはねぎらいと励ましの声が続出している。

 一方、月曜深夜の延長&PK観戦を中継で観ていて、寝不足になった勤め人の方々も多かったはずだ。

 それにつけてもサッカーW杯の中継を見ていると、つい気になってしまうのが、映像にしばしば映る観客の様子。今大会では、日本VSドイツ戦の試合直前映像に“謎の美女サポーター”が映り込み、「あれは誰だ?」という声がネットに殺到する騒ぎがあった。

「その女性は日本代表のユニフォームを着て、カメラに向かって笑顔でピースサイン。FIFA(国際サッカー連盟)の国際映像でしたが、あまりの美貌に『ヤラセでは?』との声も寄せられました。その後、女性は日本のガールズバンド『PARADOXX』のSHONOであることが判明し、SHONOは帰国後『ゴゴスマ』(TBS系)や『サンデー・ジャポン』(同)、『ポップUP!』(フジテレビ系)などに出演。ヤラセ疑惑については、Twitterで『海外のカメラマンさんに“hi!”って呼ばれたので足早に歩きながらピースした』と説明し、ハッキリと否定しました」(週刊誌記者)

 目鼻立ちの整ったSHONOのルックスはワールドクラスだったということだが、試合中やハーフタイムなども見ても、明らかに特定の女性を捉えているような映像を目にすることは多い。日本のJリーグやプロ野球中継でも同様のシーンを見かけるが、果たして“カメラで抜かれる人”は、どういう基準で決められているのか?

「結論から言えば、カメラマンの好みです。スポーツ中継には多数のカメラマンがいますが、大半は男性。最近のカメラは軽くなりましたが、昔は完全に力仕事だったので仕方ないでしょう。カメラマンは役割分担が決まっていて、観客席を撮る人間もいますが、撮るのが男性なら、被写体として選ばれるのは男性よりも女性が多くなるということ。しかも複数のカメラをスイッチング(画面の切り替え)するのも男性なので、男性よりも女性が映る確率がいよいよ高くなるという仕組みです」(スポーツライター)

 そう聞くと、カメラで遊んでいるようにも思えるが、活躍した選手のユニフォームを着ている観客の目星を付けておいたり、涙を流しているファンを探したりと、実際にはなかなか大変な仕事だそう。……でも、そこまでして観客席を映すのはなぜなのか。

「理由の1つは映像に臨場感を持たせるためです。得点が入ったシーンのファンの歓喜の表情や、点を取られたチームの落胆の映像は必須ですし、危険なプレー時のブーイングの映像も欲しい。一方、グラウンド内だけでは映像がもたないような場面もあります。試合がダレて観客席でウェーブが発生すれば、それも試合状況を伝える1つの要素になりますし、子どもや家族連れが笑顔で試合を楽しんでいる様子を映すことで、“緊張と緩和”を生むテクニックもあります。

 優先順位が高いのは、派手なペイントや扮装をしている人、応援ボードを持っている人、子ども、そして女性です。海外は観客席イジりが激しく、1人の客を延々と映したり、アナウンサーがイジったりすることもありますが、SNSの普及もあり、日本は観客席イジりはおとなしめ。個人を映すことはなく、“点”ではなく“面”として映すようにしています。技術的にはAIで顔にモザイクを入れる機能が開発されており、将来的には観客の顔は映らないようになるかもしれません」(テレビ制作会社関係者)

 第2、第3のSHONOはもう生まれないかも?

石井洋男(スポーツライター)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

いしいひろお

最終更新:2022/12/07 07:00
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