本田圭佑、W杯でやっぱり「持ってる」も…テレビ局が手放しで喜べない理由
#サッカー日本代表 #本田圭佑
今大会も、結局この人が主役の座をもっていくのか――?
日本代表の“ジャイアントキリング”もあって、当初の静けさはどこへやら。とてつもない盛り上がりを見せているサッカー「ワールドカップ カタール大会」。森保一監督への掌返しをはじめ、対戦国解説や各選手の活躍などワイドショーでも一斉に報じているが、代表選手以外で、いや、もしかすると選手以上に注目が集めているのが、サッカー元日本代表で「ABEMA FIFAワールドカップゼネラルマネージャー」の本田圭佑だ。
本田は日本代表の初戦、ドイツ戦で自身初めての解説をつとめると、その軽妙なトークで人気に。スペイン戦でも再び解説を務め、ツイッターなどSNSを中心に大きな話題となっている。今晩放送予定のクロアチア戦にも登板予定だ。
本田の解説のおもしろさについて、バラエティ番組のプロデューサはこう評価する。
「的確でわかりやすい解説はもちろんですが仲のいい選手を、名前で呼び捨てにしたりする親近感じゃないですかね? そこまで交流のない若手の選手には『さん』づけなのに対して、長友佑都選手には『ゆうとが……』としながらダメ出ししたり。スペイン戦で勝ちが見えてきたときに観客に向かって『まだ泣くな!』みたいなこと言って、視聴者の熱量に合わせつつ、サッカーを知らない人にもわかりやすく、割とポジティブめな解説をしているので、誰が見ても楽しいものになっています」
またこんな評価も。
「サッカーの解説と言えば松木安太郎さんですが、松木さんはサッカーを全くわからない視聴者に完全に合わせていて感情を盛り上げることに徹しています。また、元日本代表監督の岡田武史さんも人気ですが、解説は的確で説得力もありますがボヤキ系なので、盛り上げという点では少々違いますよね。その他にも元日本代表の戸田和幸さんの分析力は人気ですが、サッカー観戦の玄人向け。中村憲剛さん、佐藤寿人さん、内田篤人さんなどの元代表選手たちもそれぞれサッカー番組や中継ではよくでていますが、基本的にはアナウンサーに振られたら答えるというスタイルで、元選手に共通する説得力はあるものの無駄に騒がない。本田さんは実況にふられなくても自分でガンガンしゃべりますし、展開を予測して自分で答え合わせをしていたりする。解説と盛り上げのバランスは素晴らしいものです。もちろんそれは、ワールドカップという最大のお祭りだからこその評価。リーグ戦であれをやられた少々鬱陶しいですが、サッカーを全く知らない人や4年に一回だけサッカーを見る人にとっては、本田さんが解説こみで価値があるとも言えそうです」(スポーツ番組ディレクター)
こうした人気もあって、本田を解説に据えたabemaの中継人気はうなぎのぼりに。12月6日深夜に放送予定のクロアチア戦では“アクセス集中による入場制限”がかかる可能性があるとアナウンスがなされるほどに。もちろんこれは、代表チームの快進撃があってのことだが、それを本田の解説が支えているとも言える状況だろう。
「最近ではビジネスマンになったり、監督資格がないのにカンボジア代表GM・監督に就任したり、クラブも転々としていて現在は無所属だったり。サッカー好きの間では“オモシロ”として扱われる向きが強かったわけですがやっぱり、この歴代最強の代表チームがあるのも、過去の代表チームが活躍を積み重ねてきた結果ですし、そこにおいて本田の貢献度は絶大なものがある。ドイツ戦を見ていた人で、今の代表選手の名前はほとんど知らなくても本田の名前は知ってる、なんて人も多かったでしょう。説得力が違いますよね」(同)
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