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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > アンジャ渡部の復帰番組をじっくり味わう
『チャンスの時間』は、文字通りにチャンスの時間だった

アンジャッシュ渡部建の復帰番組をじっくり味わう お笑いファンとの距離を縮めた新境地

スタイリストからスニーカーで2択の罠を仕掛けられた渡部

『相席食堂』(ABCテレビ)を見るとわかるが、誰かをツッコむ際、まず服イジりをするのが千鳥の十八番だ。

 それを承知の上か、この日の渡部の衣装はツッコミどころだらけだった。まず、アップルウォッチを着けているのはいかがなものか。企画を把握した上で、あえて餌を撒いていた可能性がある。

ノブ 「それは私服ですか?」

渡部 「いや、これは一応、衣装……」

ノブ 「衣装?」

渡部 「いや……すいません」

ノブが「衣装?」と眉をしかめた瞬間、不穏なBGMを流す番組スタッフからも悪意を感じる。

 まず、千鳥が注目したのは渡部が着ているネルシャツだった。白と黒のチェック柄なのだが、肩の部分にはパープルの2本ラインが施されていた。

ノブ 「シャツを渡されたとき、黒チェックシャツは反省した復帰戦にいいけど、肩のところの紫は断れなかったですか?」

渡部 「これは……断れないなぁ……」

ノブ 「今の渡部の肩にそれが乗っていることを、どう感じますか?」

渡部 「いや、それはもう、本当申し訳ないなと……」

「肩に紫が乗ってるのが申し訳ない」と、まったく意味不明の反省の弁を述べる渡部。確実にスタイリストのせいなのに、そこさえ申し訳なさを感じてしまうのが、今の渡部だ。

 さらに、千鳥の2人が特に注目したのは渡部が履く靴であった。彼の履いているスニーカーは、タンが2枚付いたNIKEとSacaiのコラボモデルだった。

ノブ 「靴、ちょっといいすか? NIKEのタン2枚重ね。タン重ねるの、早ない? 僕、見たことないんですよ。反省していて、タン2枚重ねてる人(笑)」

渡部 「いや、これも言い訳になっちゃうんだけど、今日、2足用意していただいてたんだけど、両方このタイプ(タン2枚重ね)で」

 逃げ道のない2択だった模様。では、もう一方のスニーカーはどんな靴だったのか? そちらを見せてもらうと、今履いてるそれとは比べ物にならないくらいド派手だった。ピンクを基調にした、まるで沖縄の魚のような柄。

「NIKEの全色で1番派手な靴ちゃう(笑)?」(大悟)

 つまり、渡部はスニーカーの2択で間違っていなかったということ。ダメなほうのNIKEはとてもローカットと思えない存在感だし、とても反省中のタレントに履かせるような靴じゃなかった。これは、イジられしろを増やそうとしたスタイリストの優しさか? 

大悟 「あなた、もし今日こっちを履いてたら終わってましたよ(笑)」

ノブ 「あなたの芸能界は、これで終わってた。でも回避した」

 靴の2択で芸能人生の天秤が掛けられているのが異常だし、2択中2択がタン2枚重ねなのも驚いた。というか、派手なスニーカーが出てきただけでこんなに面白いのだから、かつてない形のお笑いである。

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