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#週刊誌スクープ大賞
就活ウェブテスト、約18%も不正行為?
さて、私の時代はテスト中のカンニングは当然のことだった。大学の最後の試験で、これをとらないと卒業できない、内定を取り消されるというときにもカンニングをしたが、私の友人が見つかってしまった。
私はあわてて辞書を机の中に戻して難を逃れたが、そいつは担任に呼ばれ、「お前は留年」だと宣告された。
その友人を助けるべく、何人かで手土産をもって担任に謝りに行ったが、頑として聞き入れない。こちらも何度も通い、ようやく、「可」で卒業することができた。いい時代だった。
今は、企業に入るテストが、コロナのためウェブテストとかに置き換わり、そのために、テスト代行業が大はやりだという。
就職支援サイトの「キャリタス就活」が学生1200人を対象にしたアンケートでは、17.7%がウェブテストの不正の経験があると答えたそうだ。
文春によると、関西電力に勤める28歳の男性(誌面では実名)は、京都大学大学院卒で、わずか1科目2000円で引き受けていたというのだ。
それでも頼む学生は山ほどいて、豪勢な食事をしたり、両親や妹にプレゼントを欠かさなかったという。
一生を決めるかもしれない大事なテストだから、もし誰かが代わって受けてくれて、100%入れるとなったら、私でも頼むだろう。
だが、非合法な仕事なのに、この男性、ツイッターで募集していたというのだ。こういう神経が私にはわからない。
頭はいいけど、世間知に欠けるということだろうか。頼むほうも、こんな人間は危なくてしょうがないとは思わないのだろうか。私には理解できない。
共同通信という通信社がある。紙は持たないが、多くの記者たちを抱え、記事を全国紙や地方紙に送っている。
私のいた週刊現代や月刊現代でも、共同ではなかったが、通信社の記事を買っていた。
この共同は、一般社団法人で、その子会社に出版や広報支援を行う株式会社共同通信社というのがあるそうだ。
そこの経理部で働いていたA子(55)が、計1億3000万円も横領していたというのだから驚く。
長年勤めていて、離婚歴がある彼女は、語学も堪能で、7000万円もするというマンションを購入して、ローンも払い終えていたそうである。
そんな彼女がなぜ? どうやら、「国際ロマンス詐欺」に引っかかってしまったというのである。
海外から、言葉巧みに相手を騙して、カネを送らせるという手口だ。約4年前に自称投資コンサルタントという外国人に、まんまと騙されてしまったようだが、彼女には、恋愛感情はなかったと否定しているそうだ。
騙されたとわかった彼女は、会社に申告し、実家やマンションを売り払うなどして弁済するという。そのため、会社は刑事告訴はせず、懲戒解雇だけで終わらせるという。
こういう事件が起きるといつも、なぜ? という疑問が出てくる。彼女のような分別を持った女性が、そんな詐欺に引っかかるのだろうか? 最近は、韓国人男性になりすました詐欺が多くなっていて、相手の好みを調べ尽くし、実際に相手に会って安心させるそうだ。
私もやってみようかな? 妙齢なフランス女性に騙されてみたいな。こちとら全く心配ないのは、カネがないからだ。まあ、そんな奴には声をかけないだろうな。
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