トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > カルチャー > 映画  > 女子高生が戦隊ヒーローになりきると…!?

女子高生が戦隊ヒーローになりきって悪者を成敗!? 映画『学園探偵薔薇戦士』上映会に行ってみた

変身ポーズを決める出演者たち
変身ポーズを決める出演者たち。左から牧野美千子、大森莉緒、綾瀬絵梨香、渡洋史

 12月2日(金)、東京・渋谷シダックスカルチャーホールにて映画『学園探偵薔薇戦士~薔薇戦士誕生~』(倉科遼原作、東真司監督)の上映会が行われた。上映初日となるこの日は、主演を務める大森莉緒(元ラストアイドル)をはじめ、出演者揃っての舞台挨拶も行われ、公開日を迎えた心境について個性豊かなキャスト陣によるトークが繰り広げられた。

 本作は『女帝シリーズ』『嬢王』『夜王』などで知られるネオン劇画の開祖・倉科遼原作により、2015年に舞台化。女子高校を舞台に起こる深刻な事件の解決のため、3人の生徒たちが戦隊モノを真似て「薔薇戦士」を結成。事件の真相を突き止め、悪者と対決するというストーリー。舞台は好評を博し、これまでに計4回の公演を重ね、今回ついに映像化が実現した形だ。

 5月末にラストアイドルが解散、今回、女優として初主演を飾った大森は「解散後はやっぱり寂しい気持ちもあったので、こうやって大きな仕事ができて嬉しかったです。まだ演技経験は浅いけど、いろんなドラマや映画で活躍できる女優さんを目指していきたい」と今後の意気込みを語った。

 同じく、ラストアイドル出身で物語の重要な鍵を握る役どころを見事に演じきった間島和奏は、「8月に撮影した映画なので、この作品自体が今年の夏の思い出。蝉の鳴き声が入っちゃったりして、ラストシーンは10回ぐらい撮り直しているんです。とても暑い日だったので、自然と限界まで追い詰められたギリギリの女の子を演じることができたかも」と撮影時の裏話を披露。

 薔薇戦士の一員を演じた綾瀬絵梨香も「常に涼しい場所を探して撮影したり、蚊に刺されないように気をつけたり。次のカットで虫刺されの跡ができていると不自然な感じになっちゃうので、刺されたところの赤みを隠そうと頑張ってました(笑)」とリアルなエピソードを暴露し、会場の笑いを誘った。

 そして、もう一人の薔薇戦士、410万フォロワーを持つ人気TikTokerのおじゃすは実生活でも現役女子高生ということで、今回は学校の試験のためにビデオメッセージで登場。「初めての演技のお仕事だったので、セリフを覚えることができるか不安だったんですけど、意外と緊張せずに演じることができました!今の心境を一言で言うなら、ゆで卵を生卵に戻したような感じ」と独特のワードセンスを炸裂させていた。

『学園探偵薔薇戦士~薔薇戦士誕生~』より
前列左から渚志帆、牧野美千子、大森莉緒、綾瀬絵梨香、間島和奏、圭叶 後列左から東真司、シオ、古井弘人、倉科遼、坂本真一、渡洋史

 さらに、本作には『超電子バイオマン』(1984年)でピンクファイブを担当した牧野美千子が主人公の母親役として出演。『宇宙刑事シャリバン』(1983年)『時空戦士スピルバン』(1986年)で2度の主役を演じた渡洋史も刑事役で登場しており、薔薇戦士の変身シーンは、現役戦隊ヒーロー時代の牧野と渡のポーズのオマージュしたものであることが明かされた。戦隊ヒーロー好きはもちろんのこと、女子高校が舞台ということで、女の子同士の淡く爽やかな友情を描いた作品としても幅広い層に刺さる作品に仕上がっている。

 年明けには順次、各地での上映会の開催が予定されているほか、原作はすでに3作目まで完成しており、現在続編の制作を目指している。

最終更新:2022/12/04 18:05
ページ上部へ戻る

配給映画