秋葉復興相、寺田総務相に続くか フライデー&文春の硬派スクープと週刊誌の今
#週刊誌スクープ大賞
「大間のマグロ」ついに認めた産地偽装
ところで、今年も紅白歌合戦の時期になった。私は以前から「紅白を安楽死させてやれ」という考えだが、NHKはまだやる気なのだろうか。
新潮によると、今年の紅白はこんな特徴があるという。
第1は、韓流グループが多いこと。4グループが出場するという。新政権で、日韓関係も雪解けの雰囲気があるからだというが、若い子受けを狙っているのだろう。
第2は、ジャニーズアイドルグループが6組も選ばれた。まだまだ、ジャニーズには残り火のような力があるということだろう。
第3は、サプライズゲストに断られ続けているという。松田聖子、中森明菜がそれだ。聖子が出ないのは不思議だが、明菜は、まだ万全の状態ではないという。
第4は、演歌歌手の凋落が顕著。特別枠の氷川きよしを含めても7組だけ。その氷川は、白組でも紅組でもないジェンダーレス枠だというが、唯一楽しみなのは氷川だけだな。
ところで、新年の初セリで話題になる「大間のマグロ」だが、ここのマグロの多くが大間で獲れたものではないことは、だいぶ前からいわれてきた。
だが、大間の漁師たちが表だってそれを認めてきたわけではない。関サバなどと並んで、国内最高ブランドの一つだからだ。
だが、文春でノンフィクション・ライターの甚野博則が、大間の漁協トップである小鷹勝敏組合長に、「産地偽装ではないか」と問いかけ、小鷹がついにそれを認めたのである。
きっかけは、地元紙「東奥日報」が、10月4日に、「『大間まぐろ』ステッカー貼り付け 大畑―竜飛崎漁獲のみに 大間漁協、適切な産地表示」と報じたことのようだ。
だが、10月30日にこんな記事が出た。
「『大間まぐろ』漁場不問 一カ月で転換、商標再出願」
小鷹は事実だと認め、こう話している。
「この辺に(マグロの餌となる)イカとかサンマが来なくなって。そうなると、大間の船はマグロ漁で生活できなくなる。だから広範囲に場所(漁場)を探して、結局、太平洋の方が獲れるから、向こうさ行って獲ってきたんだ。ここ(大間沖)にマグロはいないから。向こう(太平洋)で獲ってきたのは高値で一万五千円(一キロ)さ。この辺は餌がないからマグロの脂の乗りが悪い。ここで獲って三千円、向こうで獲って一万円なら、当然向こうで獲ってくるさ。(売値が)高い方がいいっていうのが我々漁師の考えだから」
さらに、
「(特許庁の)専門官と相談して、『ええんでねえか』と。広く(広い海域で)獲っても、処理の仕方(マグロの締め方や血抜き方法など)が(自分たちは)いいし。向こう(太平洋)さ行っても、ちゃんと処理して氷詰めて、大間に船で持ってきたものにだけ大間のシールを貼ってさ。要はマスコミが騒いだんでね。何で昔はここで獲っていたのに、今は遠い方から獲ってきてもいいのか、と。我々はそこまで考えないでいたんだけど」
たしか関サバにも同じような偽装問題があったな。まあ、大間のシールが貼ってあれば、おいしいおいしいと食べる人が多くいるのだから、いいんじゃないか。
同じ海で泳いでいるのだから、大した違いはない。だが、獲った後の処理の仕方が味の決め手になる。目利きはそれがわかる。それが味っていうものじゃないか。
だが初セリで何億というバカな値段をつけて買うのはやめてほしい。まぐろに対して失礼ではないか。
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