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芦田愛菜、仕事セーブしたまま実質的な「年間CM女王」に…大学進学後は活動が活発化?

芦田愛菜、仕事セーブしたまま実質的な「年間CM女王」に…大学進学後は活動が活発化?の画像
芦田愛菜(Getty Imagesより)

 ビデオリサーチが29日、1月1日~11月20日までを集計対象とした2022年の「年間タレント別テレビCM出稿量」と「テレビCM起用社数」(共に関東地区・速報版)のランキングを発表。芦田愛菜が、メディア露出をセーブしながら実質的な「年間CM女王」に輝く快挙を達成した。

 「タレント別テレビCM出稿量(秒数)」では、Indeed、興和などのCMに出演している斎藤工が281,745秒で昨年に続き1位に。芦田は276,780秒で僅差の2位だったが、前年7位からの大躍進となった。3位の綾瀬はるかは232,020秒で大きく離れており、斎藤と芦田の「二強」の構図が浮き彫りになっている。

 「タレント別テレビCM起用社数」では、本田翼が19社で前年に続き首位を獲得。2位は芦田、今田美桜、川口春奈が18社で同率2位となっている。しかし、本田は起用社数こそ多いものの「タレント別テレビCM出稿量」ではトップ10圏外となっており、総合すれば実質的な「2022年のCM女王」は芦田であるとみることができそうだ。

 芦田は単に起用社数が多いというだけでなく、リクルート、ソフトバンク、サントリー、日立グループ、山崎製パン、味の素、Uber Eats JAPANなど、いわゆる「ナショナルクライアント」と呼ばれる大企業とのCM契約が目立ち、それが出稿量の多さにつながっているとみられる。

 芦田は2017年に偏差値70以上の難関中学に複数合格し、その中から慶應義塾中等部に入学。その後は名門の慶應義塾女子高校に進学し、現在3年生で来年に大学進学を控えている。学業を優先してテレビのレギュラーは『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日系)のみに絞っており、かねてから「夢は病理医」などと語っていたことから「慶應大の医学部に進学するのでは」と複数のメディアで騒がれた。

 仕事をセーブしたまま実質的な「年間CM女王」の座を獲得し、その翌年に難関で知られる慶應大の医学部に進学となれば、前代未聞の快挙といえるだろう。だが、9月に「文春オンライン」(文藝春秋)が「成績は優秀だが、医学部への内部進学に必要なカリキュラムを履修していない」と報じており、医学部進学説に疑問が呈された。現在発売中の「女性セブン」2022年12月8日号(小学館)でも、医学部進学は「誤報」と伝えている。多忙な医学部で医師を目指すとなれば「芸能活動は間違いなく完全休業になる」といわれていたが、そうでなければ大学進学後にある程度の余裕ができるとみられ、むしろ活動は活発化しそうだ。

 芦田はバラエティ出演だけでなく女優業もセーブ気味だが、今年3月には単発の主演ドラマ『エンディングカット』(NHK総合)があったほか、6月には主演映画『メタモルフォーゼの縁側』(2022年6月公開)が公開され、同作は「第14回TAMA映画賞」で特別賞に輝くなど高く評価された。声優としても、「第76回毎日映画コンクール」でアニメーション映画賞に輝いた『岬のマヨイガ』(2021年)では主人公の声を務め、その演技が絶賛されている

 子役時代から変わらない圧倒的な好感度の高さと清潔感でCMキャラクターとして絶大な需要があるが、女優としてもさらなる伸びしろがあることを感じさせる芦田。もしCMで大活躍している状態で女優やタレントとしてもフル回転できるようになったら、どれほどの高みに上っていくのか末恐ろしくすらある。はたして、芦田は高校卒業後の進路としてどんな道を選ぶのか、業界からも注目されそうだ。

SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2022/11/30 21:00
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