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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > くりぃむしちゅーの有田が“芸能界引退宣言”

くりぃむしちゅーの有田が“芸能界引退宣言”第2の人生に多数の選択肢がある現代

カジサック、引退したら世襲で2代目が誕生?

 そういえばカジサックことキングコング梶原雄太さんが、動画でおもしろいことを言っていた。フードファイターのマックス鈴木さんとのコラボで「YouTubeのゴールはなんですか?」と質問された際に「ゆくゆくは歌舞伎のようなシステムにしたい。自分の子供がもしYouTubeをやりたいと言ったら、自分のチャンネルを譲渡する」と。

 この発想はとても面白い。

 もちろん子供たちに自分のチャンネルを継がせたからといってうまくいくとは限らない。しかし早い段階から自分のチャンネルに子供たちを出演させておけば、子供たちにとっても勉強になるし、ファンも獲得できる。

 決して登録者全員が応援してくれるわけではないが、0から番組を始めるよりは、経験値も応援してくれる人の数も明らかに高い位置からスタートすることができ、すぐさま利益を生みだすことが出来る。それこそ不祥事でも起こさない限り、子供たちの未来は安泰だ。なんて素晴らしいシステムなのだろう。

 テレビ業界もほかの媒体も近年、光の速さで変化している。当時、物珍しく取り上げられた芸人の引退宣言や、Youtubeチャンネルの譲渡システムが当たり前の光景になる日もそう遠くないかもしれない。

 

 

檜山 豊(元お笑いコンビ・ホームチーム)

1996年お笑いコンビ「ホーム・チーム」を結成。NHK『爆笑オンエアバトル』には、ゴールドバトラーに認定された。 また、役者として『人にやさしく』(フジテレビ系)や映画『雨あがる』などに出演。2010年にコンビを解散しその後、 演劇集団「チームギンクラ」を結成。現在は舞台の脚本や番組の企画などのほか、お笑い芸人のネタ見せなども行っている。 また、企業向けセミナーで講師なども務めている。

Twitter:@@hiyama_yutaka

【劇団チーム・ギンクラ】

ひやまゆたか

最終更新:2022/11/30 09:00
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