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『ラヴィット!』サッカーW杯日本代表の歴史的勝利も一切触れず、ポリシー貫く

『ラヴィット!』サッカーW杯日本代表の歴史的勝利も一切触れず、ポリシー貫くの画像1
ラヴィット!』(TBS系)ウェブサイトより

 サッカーワールドカップで日本代表がドイツ代表に歴史的勝利をあげた翌朝24日。ところがTBS系『ラヴィット!』ではこの話題に一切触れず、オープニングテーマの「オススメのかたいもの」で大盛り上がりしていた。

 23日22時から行われたドイツ戦は、前半ドイツに圧倒され1点ビハインドで後半を向かえたものの、交代した選手が大活躍し逆転勝ちを納めた。日本中が熱狂し寝不足気味で迎えた翌朝、朝のワイドショーではどの番組も大きくこの勝利を扱っていたのだが、ラヴィットはやはりというべきか通常営業。鰹節の日ということで出演者たちは「オススメのかたいもの」を紹介した。

 インディアンス・きむは大人から子どもまで手堅く楽しめるということでタカラトミーの大車輪てつぼうくんを紹介。鉄棒にくっついている人形をボタンを使ってくるくる回しタイミングよくジャンプさせ着地させるおもちゃで、劇場に置いてあり芸人の間で大流行していたという。

 番組では、麒麟・川島とノンスタイル・石田、インディアンス、コットン、ニューヨークがこのおもちゃで飛距離を競って対決した。

 回して飛ばすというシンプルなゲームにスタジオは大盛り上がり。嶋佐が見事着地させ1万点獲得すると、敵味方関係なく全員で大興奮となっていた。川島と石田は罰ゲームでショートコントも披露。その場でこそこそと打合せすると、「漫才でもやりますか。どーも!」と前に出て来て立ち位置が決まらずわちゃわちゃ、「ジャンガジャンガ」とアンガールズの定番ネタに繋げ、貴重なベテラン芸人のコラボネタとなった。

 また石田は手堅く笑えると海原はるか・かなたとボルトボルズのコラボ芸を紹介。科学ネタをしているボルトボルズが箱を使った空気砲で遠くに立ったはるかの毛を吹き飛ばすというもので成功するとスタジオは拍手喝采。

 さらに、何人の髪の毛を吹き飛ばせるかにも挑戦。田村真子アナウンサーや川島含めた10人が薄毛カツラを被って横並びになった姿は壮観だった。

 この日のオープニングはたんまり1時間。いつも以上に盛りだくさんとなっていた。

 同番組は川島が「時事ネタを扱わないこと」を条件として始まっていて、昨年『マスターズゴルフ』で松山英樹が日本男子初の海外メジャー制覇という快挙を達成した際も通常放送を行ったことで話題になった。

 ネット上では「ワールドカップには一切触れずにオープニング進行してるラヴィット好き」「他の民法がほっとんどサッカーの話題の中、はるかかなたの髪の毛で遊ぶラヴィット最高」「どのテレビみてもワールドカップなのにラヴィットは安定の芸人祭りだったw」と好意的な声が多く上がっていたが、EXITのりんたろー。はツイッターに「歴史的勝利に日本中が歓喜する中、きむオススメのかたい物紹介してるラヴィット鬼畜すぎて草w  #ラヴィット #カオス番組」とてつぼうくんで遊ぶ芸人たちの写真と共にアップ。

 りんたろーは同番組の金曜レギュラー。身内から思わぬツッコみが入ってしまったようだ。

 

 

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2022/11/25 08:00
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