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平野紫耀『クロサギ』も同じ未来に? TBSの山下智久“抹消”に視聴者ざわつく

平野紫耀『クロサギ』も同じ未来に? TBSの山下智久“抹消”に視聴者ざわつくの画像
平野紫耀

 11月20日放送のTBS系教養バラエティ番組『日曜日の初耳学』において、元ジャニーズの山下智久に対して“不自然な対応”が取られたことで、視聴者がざわつく場面があった。

 同番組の人気コーナー「インタビュアー林修」に女優の戸田恵梨香が出演。文字どおり林修が「あるジャンルでカリスマと呼ばれている人物」にインタビューする同企画で、戸田の女優人生が紐解かれていったが、問題の場面は、戸田がレギュラー出演していたフジテレビ系ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズが言及された際に出てきた。

 2008年に第1期が放送されたこのドラマは、主演の山下智久を始め、戸田、新垣結衣、比嘉愛未、浅利陽介という今となっては豪華なメインキャストで知られるが、戸田に共演者との関係について話を聞く場面で、戸田、新垣、比嘉、浅利の4人の宣材写真が並ぶのに対し、なぜか山下の写真だけが一切登場せず、『コード・ブルー』の劇中映像も、新垣らとの場面はあるのに、なぜか主演の山下の映像は出てこなかったのだ。

「ナレーションではしっかり『山下智久や新垣結衣など同世代の俳優と共演』と触れられており、完全黙殺したというわけではありませんでしたが、写真や映像では山下だけ登場しないという不自然な対応。インタビューでは、同世代の俳優が多かったため当初はライバル視していたと戸田は認めつつ、7年のブランクがあった第3期で再集結した際には『この人たちがいれば私も頑張れる』と仲間意識を実感できたといういい話も聞けたのですが、そこでもずっと出てくるのは山下以外の写真でした。そのため、SNSでは『山Pの写真も映像も一切なくてジャニーズ辞めるってこういうことだよな』『主演の山Pだけ映さないことに悪意を感じる』『名前はだせても写真や画像は山Pのだけ一切なし。ガッカリ』『コード・ブルーの紹介で山P映像写真出ないのおかしくない?』など、TBSの対応に不満の声が続出していました。

 その中で株を上げたのが戸田。『コード・ブルー』続編の可能性について訊かれた戸田は、『(続編が)あったとしても、私と山下くんはいないと思います。最後の映画で私は産婦人科のほうに行ってて、山下くんの役は海外で脳外科として旅立っちゃったので』と話し、それでもまた日本に帰ってくれば続編ができると林先生が言うと、『すでに山P、何回帰ってくるんだよってぐらい帰ってきてるんですよ。また?みたいな(ことになる)』とコメント。『山下くん』『山P』としっかり主演の名前を出した戸田に、視聴者からは賛辞の声が集まっています」(芸能記者)

 TBSと山下といえば、『クロサギ』が新たにKing & Prince・平野紫耀の主演で生まれ変わり、現在放送中。これを記念して2006年に放送された山下主演版が配信されており、山下サイドと連絡がつかなかったとは考えづらい。

「この番組はSexy Zone・中島健人がレギュラー出演しているため、明らかに“ジャニーズ忖度”でしょうね。しかも『インタビュアー林修』は通常、VTRの合間にスタジオのリアクションの様子を挟んだり、ワイプが出たりするのですが、今回はなぜかワイプが封印され、スタジオの反応が一切映らない形で放送されていたのも不自然でした。特に俳優が演技を語る場面では中島さんがワイプで抜かれたり、スタジオで感想を求められるものですが、そういえば今回はスタジオで戸田のインタビューについて語る場面すらありませんでしたね」(同)

 この不自然な対応に視聴者からは、「クロサギも、平野紫耀も無かったことにされるかも」「こうやって、花晴れも未満警察もクロサギも、、、全部平野紫耀 映らないのかな」「平野紫耀のクロサギも今までの出演作品もなかったことにされるんじゃないかなって思った」「クロサギで紫耀くんの名前はあっても写真が映像が使われないってことがこれから先あるってことよね…そんな未来見たくない」など、来年5月でのグループ脱退とジャニーズ事務所退所が発表されている平野紫耀の退所後の“取り扱い”を心配する声も出ている。

「昨年1月放送の『ぴったんこカン・カン』で過去のTBSドラマを振り返る企画がされた際も元ジャニーズに対する対応が不自然でしたね。『池袋ウエストゲートパーク』では端役での出演だった小栗旬をわざわざ紹介をした一方で山下だけ触れられていなかったり、『ごめんね青春!』や『流星の絆』では主演やメインキャストの錦戸亮の出演場面が出てこないなど、徹底的に元ジャニーズを画面に映さないようにしていました。『ROOKIES』では現在は芸能界を引退している五十嵐隼士や高岡蒼佑らの映像が問題なく流されていただけに、余計に不自然さが際立つ結果となりました」(同)

 TBSの“ジャニーズ忖度”は徹底しているようだ。

「昨年『ドラゴン桜』の続編が日曜劇場で放送された際も、最終回のサプライズで、前作のレギュラーだった新垣結衣、小池徹平らが出演して視聴者を沸かせたものの、山下だけは声だけで姿のない出演となったことにファンからブーイングが殺到。新シリーズではキンプリの髙橋海人がレギュラー出演しており、やはり“ジャニーズ忖度”が働いた結果、苦肉の策で声だけの出演となったと言われています。平野も退所後は同様の扱いを受けるとしか思えませんね」(同)

 二宮和也主演の映画『ラーゲリより愛を込めて』の公開を記念して、二宮が主演し、錦戸と戸田がきょうだい役で共演した2008年放送のドラマ『流星の絆』の初の配信がようやく実現したが、こうしたきっかけがないかぎり、平野版『クロサギ』も今後封印されてしまうのかもしれない。

 元SMAPメンバーのテレビ出演について圧力をかけた疑いがあるとして公正取引委員会がジャニーズ事務所に「注意処分」をしたとNHKが報じてから3年以上。テレビ業界における“ジャニーズ忖度”は今後も不変なのだろうか。

宇原翼(ライター)

雑誌、ウェブメディアの編集を経て、現在はエンタメ系ライター。

うはらつばさ

最終更新:2022/11/23 13:00
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