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フラット芸能

中居正広、休養の代役にキスマイ藤ヶ谷を指名できた理由

中居正広、休養の代役にキスマイ藤ヶ谷を指名できた理由の画像1
中居正広(写真/GettyImagesより)

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!
 
――11月4日、中居正広が1カ月の休養に入ることを発表しました。7月に急性虫垂炎で入院、復帰後の10月初めには体調不良で番組を休んでいます。深刻な病気なんじゃないかと気になりますね。
 
城下 本人が病状を公表していないので臆測で言うことは控えますが、心配ですよね。休養中、メインMCを務めていた『中居正広のキャスターな会』(テレビ朝日系)は、劇団ひとりさんが代役を務めることになりました。ラジオ番組「中居正広 ON&ON AIR」(ニッポン放送)では、中居さんが自ら指名した、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔さんが、11月12日放送分より代役を務めました。
 
――なぜ藤ヶ谷を指名したのでしょうか。後輩ではありますが、中居は2020年にジャニーズ事務所を退所した身。それでいながら自分で「指名」というのも珍しい。
 
城下 藤ヶ谷さんとはプライベートで一緒にゴルフに行くなど、仲がいいそうです。ただ、中居さんから直接、藤ヶ谷さんに連絡をしたわけではありません。藤ヶ谷さんが同番組で「代打として突然選んでいただきまして。中居さんから直接連絡はなくて」と説明していました。
 
 ちゃんと事務所を通したということは、中居さんとジャニーズ事務所との関係は非常によい関係であることがわかりますね。中居さんが独立した後も、ジャニーズ側には連絡を取り合う担当者がいるとも聞いています。だから、今回の代役の件もスムーズに決まったようですよ。
 
――事務所を辞めるといろいろありそうなものですが、中居は古巣ともいい関係が続いているんですね。
 
城下 中居さんは気遣いの人ですからね。以前、僕は彼の深夜番組に出させてもらったことがあります。彼とゲストがさまざまなテーマについてトークを展開する番組で、僕はオブザーバー的に「〇」「×」の札を上げる役目でした。その中で、「彼氏に知られずに、彼のスマホに届いたメールを自動転送できるアプリがある」という話題で盛り上がったとき、中居さんが「城下さん、このアプリが使えたらどうします?」と話を振ってきたんです。
 
 僕は「中居さんの控室にこっそり入って、中居さんのスマホに入れて、僕のところにメールが転送されるようにします」と答えた。すると、中居さんは「マズいべ、ヤバいべー!」と盛り上げてくれたんです。僕が芸能レポーターだということをわかった上で、僕が答えやすいような質問をしておもしろくしてくれたんですよ。
 
――MCとしてちゃんと計算しているんですね。
 
城下 僕と中居さんとは、会見などでは顔を合わせたことはあるけれど親しいわけではないし、番組の打ち合わせもなかったのですが、ちゃんとこの人はどういう活動をしているのかという情報を頭に入れて、自然な形でその人の居場所をつくってくれる。僕もトークの流れに乗せてもらって嬉しかったですね。そういう気遣いをしてくれる人なんです、中居さんは。
 
――そんな気遣いの人とは知りませんでした。
 
城下 藤ヶ谷さんや劇団ひとりさんにも、代役として気を使わないよう、あれこれ言うことなくその人の個性にまかせて自由にやらせてくれているようです。
 
 実際、劇団ひとりさんも、番組の冒頭の挨拶で「打ち合わせ、2分で終わりました」と笑わせていました。藤ヶ谷さんも「中居さんらしいですよね。何の連絡もないので、どういうふうにやっていいのか、どうしていいかわからないですけど」とも語っていました。そんな優しい気遣いができる人。しっかり療養して早期の回復と復帰を願っています。
 
 

 
 

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2022/11/21 11:03
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