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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 郷ひろみ、隙あらば持ちネタぶっ込む

郷ひろみ、なぜか『家族に乾杯』で外ロケに挑戦! 隙があらば持ちネタぶっ込む芸歴50年の矜持

「GO」「アチチ」「林檎殺人事件」……持ちネタを次々に投下する郷ひろみ

 星さんの紹介で、蕎麦打ちの先生を紹介してもらった郷。この先生のご自宅で、特別に蕎麦を打たせてもらえるらしい。というか、「蕎麦打ちしたい」と郷ひろみが家にやってくるなんて、とんでもない状況である。

 今回、先生が教えてくれるのは十割そばだ。いや、初心者の郷に十割はハードルが高いのでは……?

 作り方はノーマルだ。まず、蕎麦粉に熱湯を注ぐ。そして、熱さに我慢しながら素手で蕎麦粉を混ぜる。

「あつつっ、あつつっ、あつつっ! これ、かなりアチチですよねえ? まるで、GOLDFINGERです」(郷)

 隙あらば、ネタをぶち込む郷。持ちネタの豊富さに脱帽である。“GO!”とか“アチチ”とか、「ネタならいっぱいあるぞ」という郷の矜持だろうか?
 
 続いては、練り上がった蕎麦粉を麺棒でじっくり伸ばす工程に突入。これが、また難しいのだ。案の定、郷は蕎麦粉をボロボロにしてしまった。伸ばしすぎて、ところどころ切れているのだ。蕎麦の出来上がりを確認し、呆然とする郷。蕎麦もメンタルもボロボロである。幼少期から“スター”だった郷だけに、なんか不器用そうだし……。

 とはいえ、蕎麦打ちの様子を映してるだけなのに、ちゃんと映像として持ったのはさすがだった。こういうところ、郷はスターなのだ。人を惹き付ける何かを、彼は間違いなく持っている。

 そんなこんなで、郷の打った蕎麦が完成! 名付けて、「十割GO!GO!GO!そば」である。正直、お世辞にも出来は良くない。箸ですくうと蕎麦はボロボロだし、短いし、太い。その事実は、郷も自覚しているらしい。

「味は10割、僕(の出来)は3割だね。……(ハッと気付いて)GO割だね!」(郷)

 いちいち、律儀に「GO」をぶっ込む郷。サービス精神旺盛だ。彼は決して“蕎麦打ちのプロ”にはなれないが、かけがえのない「郷ひろみのプロ」ではある。

「皆さんのお力をお借りして、やっと夢が実現して。やはり、人間って1人じゃ生きていけないんでしょうね。常に、誰かの支えがあったり。そういうのは僕も、歌を歌って長いじゃないですか。だから、すごくよくわかるし……いや、ありがとうございました」(郷)

 何かそれっぽいことを言おうとして、結果的にうまくまとめられない独特な郷の締めコメント。まさしく、“スター”郷ひろみだ。

 最後に、蕎麦店の主が育てたりんごをお土産としてもらった郷。

「(りんごの)お礼としてなんですけど……、(踊りながら)林檎殺人事件です」(郷)

 樹木希林とのデュエットで一世を風靡したヒット曲「林檎殺人事件」を、エンディングにぶっ込んだ郷。予想通りである。絶対、郷は言うと思った、りんごだけに。

 いつ見ても、キャラが一貫している郷。彼はそこが素敵なのだ。“らしくない”1人ロケなのに、“らしさ”を存分に見せつけられた今回。やはり、郷ひろみは「郷ひろみのプロ」だ。

 

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2022/11/22 10:56
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