『関ジャム』関ジャニ丸山隆平の「ハナミズキ」で痛感するコーラスの難しさ
#音楽 #関ジャム
11月13日放送『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で行われたのは、「一流アーティストに引っ張りだこ! コーラス特集」であった。
今夜の #関ジャム は
一流に引っ張りだこ‼️
【コーラス特集?】★#今井マサキ が絶賛#吉岡悠歩(#久保田利伸 #HYDE …) #高橋あず美(#Superfly #YUKI …) #植松陽介( #AI #中村佳穂 …)がスタジオに✨
★メインボーカルに寄り添うプロの技とは⁉️
★関ジャニ∞ 丸山とのスペシャルセッションも? pic.twitter.com/E4pEkjn6Y8
— 関ジャム完全燃SHOW【公式】(テレビ朝日系)@kanjam_tvasahi) November 13, 2022
錚々たるアーティストのコーラスを務める今井マサキに「スゴい!」と言わしめる、若手世代のバックコーラスがスタジオに集結。久保田利伸、HYDE、吉田拓郎などのコーラスを務める吉岡悠歩。Superfly、DREAMS COME TRUE、YUKIなどのコーラスを務める高橋あず美。AI、さかいゆう、中村佳穂などのコーラスを務める植松陽介。以上3人が、今回のゲストだ。
コーラスの存在を細かく意識しながら音楽を聴く人は、正直言って少ないと思う。ただ、間違いなく実力者揃い。余談だが、マライア・キャリーはブレンダ・K・スターのバックコーラスとして音楽業界に足を踏み入れたし、DREAMS COME TRUEの吉田美和はとんねるずのバックバンド出身だし、大黒摩季はZARDのコーラスを担当していた。
コーラスに必要なのはモノマネのスキル!?
植松はコーラスする上で、メインボーカルの歌い方に合わせるよう気をつけているそう。ボーカリストがどう歌っているかを察知し、声色、ビブラート、リズムなどを変えていくのだ。まさに、変幻自在のテクニック。なぜ、こんなことが可能なのか?
「モノマネが昔から好きで。例えば、志村けんさんとか」(植松)
ものすごくうまく歌っていたのに、徐々に声が志村けんに変わる……という芸を彼は十八番にしている。実際、AI「Story」を歌いながらいつの間にか志村けんになる持ちネタを、彼はスタジオで披露してくれた。これが、かなりうまかったのだ。ものまねタレントが出演するレストラン「キサラ」に出てもおかしくないレベルだ。
実は植松、“歌ってると最後に志村けんになる”動画を以前よりTikTokに頻繁にアップしている。
@yosukeuematsu 突然志村けんになるぷりてんだー#志村けん#ぷりてんだー#pretender ♬ オリジナル楽曲 – 植松の陽介 – 植松陽介
@yosukeuematsu 突然志村けんになる三日月#志村けん#三日月 ♬ オリジナル楽曲 – 植松陽介
@yosukeuematsu 突然告げる#春を告げる #春を告げる歌ってみた #志村けん ♬ オリジナル楽曲 – 植松陽介
@yosukeuematsu いい歌だけど高い歌#志村けん #daice #citrus歌ってみた ♬ オリジナル楽曲 – 植松陽介
メインボーカルに寄り添うコーラスを心がけるのは、吉岡も同様である。HYDEのコーラスを担当する彼は、HYDEの特徴であるエッジボイス(声帯を閉じながら発声する声。息が声帯に当たって振動、その振動が音になる)をコーラスとしても多用しているらしい。
「エッジボイス」がどういうものなのか、実際にHYDEの「SHALLOW SLEEP」を歌いながら吉岡は解説してくれた。また、彼の歌うHYDEがすごく似ているのだ。凡百のものまね芸人より断然似てる! クセはHYDEそのままだし、“綺麗なHYDE”と表現したくなる歌唱であった。なぜ、こんなことが可能なのだろう?
吉岡 「僕、(コーラスを)やらせてもらってるのは大概、憧れてた人なんで。中学高校とかでL’Arc~en~Cielのモノマネしませんでした?」
村上 「でけへんもん。したくても、でけへんもん! みんなできると思うなよ!!」
HYDEだけでなく久保田利伸のコーラスも務める吉岡は、もちろん久保田のモノマネも再現可能だ。
「久保田さんの1つの音、たとえばドの音があるじゃないですか。普通だったら『アー』なんですけど、久保田さんのドはドじゃなくて『はぁ~~うゎん』。1つの音にいろんな声の成分が入っています」(吉岡)
久保田っぽいというか、木梨憲武っぽいというか、子門真人っぽいというか。つまり、譜面通りではなくてレイドバック(少し遅らせる)させる歌い方だ。ジャストタイムより後ろのリズムを取っている。
吉岡 「久保田さんも大好きなんで。やっぱりモノマネしちゃうじゃないですか、久保田さんって?」
村上 「でけへんねや! 言うとるやろ、さっきから」
特に吉岡に関しては、日テレのモノマネ番組で優勝さえ狙えるレベル。完全に、久保田の声になっていたのだ。「憧れてた人のコーラスをしている」「モノマネしちゃう」という彼のコメントは、密かに重要な証言だったと思う。わかりやすい例で言うと、サザンオールスターズの曲は桑田佳祐のモノマネをしないと逆に歌いづらいはずだ。
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