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蛙亭イワクラ、グッチの新衣装は合計72万! かなり儲けている若手芸人ギャラ事情

蛙亭イワクラ、グッチの新衣装は合計72万! かなり儲けている若手芸人ギャラ事情の画像1
蛙亭公式YouTubeチャンネル『蛙亭のケロケロッケンロール』動画より

 お笑いコンビ蛙亭が11月14日、公式YouTubeチャンネル『蛙亭のケロケロッケンロール』に、「【●●万円】新衣装のデザインと値段が最強なんで見て欲しい!【蛙亭 イワクラ】」という動画を公開。高額なイワクラの新衣装について紹介した。

 現在、12月に決勝戦が行われる『M-1グランプリ2022』の予選に出場している蛙亭。これまで漫才を披露する時に着ていたイワクラの衣装が、「ネタの中でふっ飛ばされる際の摩擦で溶けてしまった」ということで、M-1の2回戦から新しい衣装をおろしたという。

 イワクラの新衣装は、白と黒の幾何学模様のロング丈ワンピース。本人曰く「完璧」「何回見ても可愛い」「マジ追い求めていた全部が詰まっている」と、大のお気に入りの様子で、仲間の芸人たちからの評判も上々だ。たしかに、超カワイイんである。

 この新衣装はグッチの製品で、その価格はなんと56万円。さらに、イワクラは新衣装に合う舞台用の靴として16万円の黒いグッチのブーツも同時に購入、合計72万円の衣装で漫才を披露していることになる。人気芸人なのだし誰が咎めることでもないが、ある劇場関係者は驚愕したようだ。

「20年前くらいは私服で舞台に立つ芸人も少なくなかったのですが、最近は漫才用のネタ衣装を用意する若手芸人が多いです。男性なら、見返しに刺繍を入れたオーダーメイドの背広が定番ですね。大抵は、高くても10万円くらいの予算で揃えるのが一般的だと思います。そうしたなか、イワクラさんの合計72万円というのは相当驚きですね。超ベテラン漫才師でも、こんなにお金をかけることはないかもしれない。

 でも、漫才はコントと違って、自分の素の姿を出しながらネタをするものだから、いかに気分を上げていくかも重要なんです。そういう意味では、イワクラさんが72万円を出して、本当にお気に入りの衣装を買ったのも納得できます」

 やはり、72万円の衣装を買えるということは、それだけ収入があるということ。

「ひと昔前の吉本の若手芸人は異常にギャラが安くて、他事務所の芸人はいい給料をもらっているなんて言われていました。テレビに出まくっている吉本の若手が月収数十万円なんて話も聞いたことがあります。でも、最近はそうでもありません。というのも、2019年の闇営業騒動以降、吉本も若手にしっかりギャラを与えるようになっていますから。蛙亭なら、テレビ出演も多いし、月収3桁は余裕。多いときなら300万円くらいあってもおかしくないと思います」(お笑い事務所関係者)

 また、テレビなどのメディア活動だけではわからない収入源も増えているという。

「テレビ出演と営業が芸人の収入のメインだった時代は終わりつつあります。いまなら、主にウェブ周りで企業関連の案件が増えています。PR動画やウェブ番組、ネット配信など、いろいろな形の仕事が激増しているんです。テレビのバラエティー番組に比べると、多少目立たない仕事なので、ベテラン中堅よりも売り出し中の若手が起用されやすいという傾向もあります。そして、自分のYouTubeチャンネルで稼いでいる芸人も少なくない。テレビであまり見ないけど、ネットで儲けているという若手芸人は結構いますよ」(同)

 さらに、劇場ライブのネット配信チケットの売上が、芸人の収入になるケースも多い。

「配信チケットはコンスタントに売れるわけではないのですが、ネットで話題になったライブなんかだと、たまに数千枚レベルで売れることがあって、そういったときの臨時収入がものすごいんです。若手芸人のモチベーションアップにもつながっています」(同)

 ネットの発達とともに、若手芸人の働き方改革も進んでいる。“若手芸人といえばすべからく貧乏”という時代はもう終わるべきだろう。

浜松貴憲(ライター)

1980年生まれ、東京都出身。大学卒業後、出版社に入社。その後、いくつかの出版社を渡り歩いた末に、現在はフリーライターとして、テレビ番組、お笑い、YouTubeなど、エンターテインメント全般について執筆している。

はままつたかのり

最終更新:2022/11/16 20:00
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