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元阪神・鳥谷敬が引退後にバラエティで覚醒!? 制作サイドがありがたがる4つの理由

元阪神・鳥谷敬が引退後にバラエティで覚醒!?  制作サイドがありがたがる4つの理由の画像1
鳥谷敬(Getty Images)

 板東英二、長嶋一茂、定岡正二、パンチ佐藤……元プロ野球選手のタレントをあげれば枚挙に暇がないが、新たに現れたスター候補が鳥谷敬だ。阪神で長らく活躍し、2017年には2000安打も達成したが、21年に引退。現役時代は寡黙なイメージだったが、ここ最近、バラエティ番組への出演が増えている。

「選手時代の鳥谷といえば、とにかくストイックでクール。お立ち台に立っても、熱狂する阪神ファンの期待を裏切るかのように淡々とコメントを述べるのがお約束でしたが、今のテレビでの姿を見ると、現役時代はなんだったんだという感じです(笑)。

『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)でニコニコと食レポをしたかと思えば、『有吉ゼミ』(日本テレビ系)ではデカ盛りグルメに挑戦。先日はテレビ東京の旅対決番組に登場し、お笑い芸人とバスや鉄道に乗って対決に熱中していました。本人は『今まで野球ばかりやってきたので、なんでも挑戦したい』というスタンスのようで、これからもテレビで活躍するでしょう」(阪神ファンのテレビ情報誌記者)

 テレビで活躍する元アスリートといえば、現役時代からひょうきんなキャラクターで知られた人物ばかり。一茂のような例外もあるが、目立ちたがりの選手がタレントに転向する例が多く、鳥谷は少々異例だ。

 彼がテレビに出るのはもちろん本人の意向だろうが、制作陣は大歓迎。

「元プロ野球選手のタレントはたくさんいますが、“元阪神”は案外いないんです。関西に限ると、テレビをつければ元阪神の選手が出てくるような状態ですが、全国区となると稀。阪神ファンは数が多いうえ、熱心度では巨人ファンよりも上なので、鳥谷が画面に映る効果は計り知れません。

 ルックスのよさも非常にテレビ向きです。サッカー界には内田篤人、宮本恒靖、中澤佑二、福西崇史など、テレビ映えする元選手がいますが、野球界はその点ではやや人材難……。実際、鳥谷がテレビ出演した際は、『俳優かと思った』との声も寄せられました。

 また、これまでの出演番組を見ると、鳥谷は答えにくいことでもかなりぶっちゃけて話す人ですね。『阪神の監督は絶対やりたくない』といった、いかにもネットニュースが扱いたいような発言をしてくれると番組のいい宣伝にもなるので、制作陣としてはとても有り難いです」(民放バラエティ制作関係者)

 知名度が高い上にルックスがよく、しゃべりもイケるなら、引く手あまたになるのは当然のこと。さらに、鳥谷にとって好都合なこともある。

「テレビ界にとって間近に控える大きなイベントがWBC。近年、野球離れが囁かれて久しいですが、今回は大谷翔平の出場が期待されており、もし実現すれば国民的イベントになるのは間違いありません。そんなWBCを振り返る名場面として必ず上がるのが、2013年大会の、台湾戦での鳥谷の盗塁です。絶体絶命のピンチの場面で盗塁を決め、チームを勝利に導いた試合は瞬間最高視聴率が43.0%(ビデオリサーチ、関東地区)を記録し、日本中が感動に包まれました。

 大谷は出場に前向きで、関係者がWBCに掛ける期待はとてつもなく大きく、その盛り上げ役として鳥谷はうってつけ。もうひとり、WBCで大活躍した松坂大輔とともに、今年から来年にかけて“特需”がありそうです」(キー局関係者)

 大谷さながらに、タレントと解説者の二刀流で大忙し!?

 

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2022/11/16 07:00
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