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フラット芸能

King & Prince退所報道の裏でなにがあった? ベテラン記者が見たジャニーズのこれから

結局、タッキーとの合流はあるのか?

城下 あくまで忖度ということであって、事務所からテレビ局に「出すな」と圧力をかけることはありませんよ。それに、タレント側にしたって、今の時代はテレビに出なければどうにもならないということはありません。SNSを含めて新しい活動方法があります。平野さんは退所のコメントで「海外で活躍できるグループを目指すのは、もう遅いなと感じてしまい、目標を失った」と言っていましたが、YouTubeは全世界に配信されていますから、これから海外に出るかもわからない。

 2021年3月に脱退した岩橋玄樹さんもソロで音楽配信をしています。今回の件にあたっても、自身の公式Instagramで、「僕はどんな形であれ、ずっとずっとKing & Princeが大好きだし、5人のメンバー、そしてTiaraのみなさんの事が大好きです」とコメントを出しました。もしかしたら退所する3人と合流して一緒に活動する可能性もないとは言い切れない。キンプリの場合、SMAPの「夜空ノムコウ」や「世界に一つだけの花」のような誰もが歌える大ヒット曲があるわけではないので、3人としては今までの楽曲に未練はないと思いますし。

――10月末で退社した滝沢秀明元副社長が11月7日、公式Twitterを開設。11月11日にはInstagramも開設しました。キンプリ今後、彼のもとで活動することはあるでしょうか。

城下 滝沢さんはこれからどんなことをするのか、まだ何も発表していないにも関わらず、Twitterのフォロワーはあっという間に200万人超え。すごいですね。2023年3月からジャニーズJr.に「22歳定年制度」が実施されるため、今後、やめていくジャニーズタレントが滝沢さんと一緒に仕事をすることがあってもおかしくありません。

 ただ、キンプリは故ジャニー喜多川元社長が最後にデビューさせたグループ。滝沢さんがつくったわけでも、引き上げたわけでもないので、3人が滝沢さんと一緒に活動することはないでしょう。

――そうなんですね。滝沢のもとに元ジャニーズが結集して一大勢力になるかと思いました。

城下 もしそうなったらジャニーズ事務所は困るでしょうが、現実としてはないでしょうね。退社するキンプリ3人は、新しい活動にファンが付いてきてくれればそれでいい。そういう気持ちでいると思います。

 

 

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2022/11/20 13:10
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