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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 中丸雄一がジャニーズのモヤモヤ吹き飛ばす

『旅サラダ』中丸雄一、ジャニーズ事務所激震の翌朝に見せたモヤモヤを吹き飛ばす100点リアクション芸

神田正輝も絶賛! 持ち時間をフル活用する中丸の落ち芸

 この宿泊施設、立地が素晴らしいのだ。繰り返すが、海に囲まれている。つまり、徒歩1分の場所にプライベートビーチがあるということ。この海で、中丸はサップに挑戦するらしい。

 ものすごい草むらからぬるっと登場した中丸は、モビルスーツみたいなサップ用のコスチュームをまとっている。準備は万端である。アクティビティ丸になった中丸。数時間前、事務所からは衝撃的な発表がリリースされたというのに、朝からぬるっと海に繰り出す中丸は泰然としててさすがだ。

 海に出て、ボードの上に乗った中丸。当然、サップだから板の上に立たなければならない。ジャニーズタレントの彼は、体幹が強いはず。意を決して立ち上がった中丸は……へっぴり腰だった。「クララが立った!」ならぬ、「中丸が立った!」みたいな。いわゆる“生まれたての子鹿”状態で、フラフラしながらサップする中丸。子鹿丸だ。

 スタジオのレギュラー陣は、中丸に声援を送った。

向井 「大丈夫、KAT-TUNだから!」

勝俣 「KAT-TUNですよ!」

三船 「体幹、いいですねー!」

神田 「マイクつけてるから、落っこちないでね!」

 もう、すべてがフリにしか聞こえない。バランスを取ろうとボードの上でバタバタし、粘りに粘り、「保てるか!?」と耐えられそうな空気を見せつつ、引っ張りに引っ張り、そのタイミングで水に落ちた中丸。100点だ。

 とはいえ、これでも彼はアイドルである。インストラクターは、即座に救助へ向かわないと。

インストラクター 「鹿児島湾、どうですかー?」

中丸 「むちゃくちゃ、気持ちいいー!」

 心配するでもなく鹿児島湾の感想を尋ねるインストラクターと、冷たすぎる早朝の海に落下したのに「気持ちいいー!」と答えた中丸のポジティブさに、びっくりした。海に落ち、すぐにコメントを発するラッコ丸。さすが、期待(海に落ちること)を裏切らない男だ。

「落ちるまで(中継の時間を)もたせたってのは、偉いと思う」(神田)

 サップの仕上がりや体幹ではなく、バラエティ力を評価基準にしている神田の総括がジワる。なに、その褒めどころは?

 野暮なことを言うようだが、中丸はわざと海に落ちたと思う。明らかに、バラエティ的に狙っていた。しかも、抜かりなかったのは、落下したのに髪と顔は濡らさなかった点である。髪がビショ濡れになると、後の中継までセットするのが大変。リアクション芸とアイドルの矜持のせめぎ合いを、ここに見た。匠の技だ。

 中丸の締めのコメントは、以下である。

「なんか、(この施設では)いろいろできるみたいです!」(中丸)

 なんて、雑な締めコメントなのか。そしてそのまま、「なかまる印」は1度中断した。リポーターが落ち、そこでやっと中継を終わらせた『旅サラダ』。つまり、中丸が落ちるための中継だったわけだ。

 茂みからぬるっと現れ、ボードとパドルを両手に持って、「サップかぁ、サップ……」とぶつぶつ言いながら海に入り、浜辺ではカッコよかったもののいつの間にかじわじわ波に流され、へっぴり腰で立ち上がり、グラグラしたと思ったら上手に海へ落ち、視聴者を安心させた中丸の落ち芸。朝から、撮れ高最高だ。

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