『旅サラダ』中丸雄一、ジャニーズ事務所激震の翌朝に見せたモヤモヤを吹き飛ばす100点リアクション芸

　11月5日放送の『朝だ！生です旅サラダ』（テレビ朝日系）は、MC・神田正輝のこんなオープニングトークで始まった。

「今年も残すところ、56日です」（神田）

　早い。光陰矢の如しだ。日々、世の中は刻々と動いている。この放送の前日となる4日夜、2023年5月22日をもってKing ＆ Princeから平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太が脱退すると発表された。滝沢秀明前副社長の退社をきっかけに、激震が続くジャニーズ事務所。

　そのタイミングでいつも通りに放送されるのは、KAT-TUN・中丸雄一がリポーターを務めるコーナー「発掘！ニッポン　なかまる印」である。普通にレギュラー番組に出ているだけなのに、ホッとしたジャニーズファンは多かったのでは？

　この日の中丸の格好は、紫色のつなぎ。紫は、KAT-TUNにおける中丸のメンバーカラーだ。髪も切り、すっきりした雰囲気の中丸。

リポーターなのに、地名を正確に言えない中丸

　この日、中丸が訪れたのは鹿児島県鹿屋市だった。

「本日はですね、私、鹿児島県のかやの市に来ました」（中丸）

　地名を間違えている中丸。「かやの市」ではなく「鹿屋市（かのやし）」である。子音が「aoai」と「aaoi」で、両者は明らかに違う。しかも、1度のみならず「かやの」と連呼しまくる中丸。「かやの市」だと、イントネーションが「亀梨（かめなし）」である。というか、スタジオにいる東留伽アナウンサーまで「かやの市」と言っていたし……。まともに「鹿屋（かのや）」と言える人が少ない、『旅サラダ』。相変わらず、ゆるい雰囲気の番組だ。

　今回の「なかまる印」は、鹿屋市から何を紹介する？　ヒントは、「“ある施設”を利用して誕生した宿泊施設」とのこと。どうやら、中丸は海に囲まれた眺めのいい場所にいるようだが……。回答者に指名されたのは、神田だ。

神田　「お墓？」

中丸　「正解は、学校でしたー！　もしかしたら、木の丸太がいろいろあったんで、それがお墓に見えたのかなという感じがしましたけども。惜しかったです、神田さん！」

　ビタイチ惜しくないよ！　全然間違ってるのに、その回答を全力でフォローし、肯定する中丸は気遣いの人だ。

　最近、廃校の校舎を改修し、何かに再利用する試みが流行っている気がする。10月22日放送回で訪れた愛媛県西予市「宇和米博物館」も、元は小学校だった。

　「ユクサおおすみ海の学校」と名付けられた、この宿泊施設。中に入ると、思いっきり学校のままだった。黒板、ピアノ、椅子などはそのまま残されているし、元は小学校だっただけに天井も低い。なんとも、懐かしい感じがするのだ。

　実は、泊まれるだけじゃない。施設内では、さまざまな店舗が営業しているようなのだ。中には、チョコレートショップまで！　チョコレート工房「kiitos」では、桜島の形のチョコレートが販売されているそう。これを、中丸はいただいた。

「ああ～、また品のあるチョコですこと」（中丸）

　なぜ、急に『ベルばら』みたいなしゃべり方になるのか？　“品”を評価基準にした中丸当人が、チョコを噛み砕く音をしっかりマイクに拾われていたし。

　兎にも角にも、広い学校（施設）である。はて、宿泊客はどこに泊まれるのだろう？　同施設のマネージャーが教えてくれた。

「奥のお部屋が職員室と校長室なんですけど、宿泊できるお部屋になっています」（マネージャー）

　ちょっ……。果たして、そんな場所でリラックスできるのか？　特に、問題は校長室だ。せいぜい、呼び出しを食らったときにしか行かなかったのに……。

　そんな校長室や職員室に堂々とベッドが置いてあるのは、至極シュール。思わず、教師同士の変な営みを筆者は想像してしまった。もしくは、「笑ってはいけない」シリーズの学校編とか。