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Ado、大規模フェスの大トリ抜擢で再び炎上騒ぎ「アジカンを差し置いて」「批判はお門違い」と賛否両論

UNIVERSAL MUSIC/Ado「1st LP『狂言』【完全生産限定盤】」リリースより

 12月末に開催される大規模音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 22/23』(CDJ)のタイムテーブルが今月9日に発表され、歌手のAdoが初出演にしてメインステージの大トリを務めることに批判の声が噴出。炎上騒ぎとなった一方で擁護の意見も多く寄せられ、SNSなどで賛否を呼んでいる。

 CDJは、12月28日~31日の4日間にわたって千葉・幕張メッセ国際展示場で開催。総勢121組のアーティストの出演が発表されており、今回は3年ぶりにカウントダウンアクトが復活することでも注目されている。

 Adoが出演するのは30日で、3つあるステージの中で最大の4万人のキャパシティを誇る「EARTH STAGE」の大トリを務める。Adoの前の時間帯はここ数年にわたって大トリを担当していたASIAN KUNG-FU GENERATION、その前の時間帯にはマキシマム ザ ホルモンが出演する。

 このタイムテーブルに対して、一部ネット上で「Adoがベテランのアジカンやホルモンを差し置いて大トリっておかしいでしょ」「なんで作詞作曲もしないで歌ってるだけのAdoがロックフェスの大トリやねん」「ずっとトリやってたアジカンを抑えてAdoが大トリになったらそりゃ荒れるわ」「人気があるのはわかるけど、バンドマンが中心になって守ってきたフェスのトリにネット主体の歌手をぽんっと置くのは何だかなあ」などと批判的な声が噴出した。

 Adoはアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌「新時代」が世界的にヒットし、米国の名門レーベル「ゲフィン・レコード」とパートナーシップを締結するなど、国内外で高い人気を獲得している。しかし、メジャーデビュー曲「うっせぇわ」のリリースから2年ほどしかたっていない「若手」であり、顔出しなしという事情もあってライブ経験も少ない。そうした背景から、ベテランバンドを差し置いて初出演で大トリに抜擢されることに反発があるようだ。

 炎上騒ぎに発展していたが、これに対して「主催が決めたことなんだからAdoを叩くのはお門違い」「アジカンやホルモンは確かにすごいバンドだけど、いまの話題性を考えたらAdoの大トリは妥当でしょ」「ロックファンが保守的だと若い人が入ってこなくてフェスが衰退しちゃうよ」「アジカンファンだけどAdoのトリに何も疑問はない。彼らは若い世代を盛り立てようとしてきたバンドだから」といった擁護の声も多く寄せられ、賛否両論となっている。

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