『ゴッドタン』の愛すべき“らしさ”を甦らせた、フジモンVSみなみかわ「転機はヘキサゴンです」
#藤本敏史 #ゴッドタン #阿佐ヶ谷姉妹 #みなみかわ
みなみかわ「藤本さんの転機は『ヘキサゴン』です」
みなみかわは、尊敬する藤本の現状を事細かに分析していた。
「(藤本は)いろんなパターンの笑いを知ってらっしゃって、どんな角度でも笑いをもぎ取れる剛腕がすごかったんですよ。でも、僕の考えなんですけど、転機になったのは『ヘキサゴン』なんですよね」(みなみかわ)
05~11年に放送されていたヒット番組『クイズ!ヘキサゴンⅡ』(フジテレビ系)のことである。誰からも見えている、藤本の地雷『ヘキサゴン』。先輩の急所を突きながら、みなみかわは不必要にマジなことを言い始めた。
みなみかわ 「本当に僕の勝手なイメージなんですけど、『ヘキサゴン』で(藤本は)知名度が上がって、便利な存在に成り下がったんですよ」
藤本 「すごく嫌な気分になる。なんや、『便利』って」
みなみかわ 「メチャクチャええ意味で、便利な存在に成り下がったんですよ」
藤本 「『成り下がった』って、なんやねん! 『下がった』って言うとるやないか!」
「いい意味で成り下がった」と、おかしな日本語で藤本を分析したみなみかわ。あの番組で、具体的に藤本はどう変わったのか?
みなみかわ 「『ヘキサゴン』で、おバカなアイドルのほうが笑いとってたんですよ。そんなの、許せないじゃないですか」
藤本 「それはしょうがないって。ボケの回答をしても、ウケへんのよ。それやったら、普通にクイズに答えるっていうスタンスにならないと」
みなみかわ 「ギャップがすごかったんですよ。3秒に1回ボケてた人が、普通にクイズに答えてるっていう衝撃が高校生の僕のハートを撃ったんです」
藤本 「聞いてた!? ウケへんねんって! 『ヘキサゴン』でボケてもウケへんねん!!」
みなみかわ 「俺たちのカリスマは、ウケないわけないです。どこだって剛腕で笑いとってた」
藤本 「いや、なんやったらボケたらあかんねん!」
みなみかわ 「ボケたらダメ!? そんな現場ないですよ」
藤本 「いや、あかんねん。(島田)紳助さんから、そういう空気がものすごい出てもうてるの」
ひとり 「お疲れ様でした」
みなみかわ 「NGワードが出たんで」
藤本 「NGワードちゃうわ、別に(笑)。やめろやお前、それ!」
「NGワード:紳助」に設定していた『ゴッドタン』。紳助いじりも厭わないのだから、さすが『ゴッドタン』だ。
藤本とみなみかわの間で起きた“木下違い”
さらに、みなみかわは藤本への質問を続ける。
「今、現在の藤本さんが誰からも尊敬されてないじゃないですか。なのに、そんなに明るくしていられるのはなんでなのかなって」(みなみかわ)
いきなり、「FUJIWARA藤本を尊敬している芸人、0人説」をブチ上げたみなみかわ。藤本はこの説に異を唱えた。
藤本 「いてるよ、俺のことを尊敬してるような後輩芸人」
みなみかわ 「藤本さんのこと嫌いな人は、正直誰もいないんですよ。嫌いな人は誰1人いないですけど、尊敬してる人もいないです」
藤本 「俺、後輩に直に(尊敬していると)言われてんねんで?」
みなみかわ 「それは、気を遣ってます。僕も木下さんに言ってましたもん。『尊敬してます』って」
藤本 「木下さん……?」
みなみかわ 「TKOの木下(隆行)さん」
藤本 「ああ、びっくりした」
みなみかわ 「ああっ! すいません(笑)」
藤本 「急になに放り込んでくんねんって思うたわ、俺。“木下さん”と、どっかで接点あんのかな思うて(笑)」
みなみかわ 「違います。僕は、そちらの木下さんとは接点ないですけど(笑)」
図らずも「木下」というワードに敏感な2人が顔を合わせていた、今回の『ゴッドタン』。「木下さん!?」「TKOの」という掛け合いで起きた、藤本とみなみかわによる“木下違い”だ。
みなみかわ 「TKOの木下さんには言ってました、『尊敬してます』って」
藤本 「尊敬してないのに? なんで、してないのに言うねん!」
みなみかわ 「それは、おべんちゃらですやん」
藤本 「いや、俺は人(後輩)を見抜く力があるから」
みなみかわ 「いやいや、人を見抜く力はないです! それはないです!!」
藤本 「(苦笑)」
「人を見る目があったら、前の奥さんとは結婚していません!」と、彼は言いたかったのだろう。みなみかわのえぐり方が、いよいよえぐい。
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