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日刊サイゾー トップ > エンタメ > スポーツ  > RIZINが宿す『誇り』の正体

格闘技イベントRIZINが宿す『誇り』の正体【特別無料公開】

 10月24日、今年の大晦日にさいたまスーパーアリーナで「RIZIN.40」が開催されることが発表された。同大会の目玉は「RIZIN vs. Bellator 全面対抗戦」だ。日米メジャープロモーションの主力同士が激突する。

 RIZINといえば、9月25日には朝倉未来vs.フロイド・メイウェザー戦を看板に「超RIZIN+RIZIN.38」なる興行を、所も同じさいたまスーパーアリーナで打ったばかり。運営するのは、ドリームファクトリーワールドワイド(DFWW)。同社の代表は、榊原信行氏だ。

 同大会のメインイベントを前にリングに上がったごぼうの党党首・奥野卓志氏がメイウェザーに手渡すべき花束を「投げ捨て」。試合以上に注目される事態となり、榊原氏は後日の記者会見で土下座パフォーマンスで「最大級の謝罪」を演じてみせた。

 現在、日本の格闘技会を牽引しているとの評価もあるRIZINと榊原氏。同時に、そこにはキナ臭い噂と灰色のイメージがつきまとっているのも事実だろう。榊原氏は、かつて総合格闘技イベントPRIDEの運営会社代表を務めていた。PRIDEは、反社会的勢力との関係が週刊誌で大きく報じられたことが衰退の引き金となった。

 さらに、今年になってDFWWと榊原氏においても、反社との接点が週刊誌に報じられ、それを受けてであろうフジテレビは、DFWWもかかわったビッグマッチ、那須川天心vs.武尊(「THE MATCH 2022」)というスペシャルコンテンツの放映権すら放棄し、その後もRIZINとは一線を隠している。

 それでもなお、「RIZIN.40」はさいたまスーパーアリーナで大々的に開催される。これだけのビックマッチにもかかわず、地上波放送は行われないままにだ。コンプライアンスが声高に叫ばれる時代、そこに違和感を覚えないほうが不自然だろう。

 実際には、RIZINや榊原氏の背後に何があるのか? 暴力団との関係は? 両者は国内格闘技界を牽引するに相応しい存在なのか? PRIDEの二の舞になる可能性は全くないのか?

 そうした疑念にメスを入れるべく、ジャーナリストの片田直久氏が「note」上で、刺激的なレポートを掲載している。タイトルは「鳴神どもの矜恃──格闘技イベントRIZINが宿す『誇り』の正体」。

 そこで片田氏は、RIZINがまとうグレーのベールをはがすべく、執拗な取材と多角的な考察を展開。RIZINと暴力団との接点とされる人物を実名で報じ、RIZINがかかえる問題点を具体的に提示していく。「そこまで書いて大丈夫か」と読み手が心配になるほどの切込み方だ。

 片田氏はその狙いをこう語る。

 「榊原氏はこれまでに裏社会との関係が報じられるたびに『一点の曇りもない』『事実無根』、時には『捏造』とまで言い切ってきました。しかし、その根拠は一度も示していません。かつてフジテレビが大晦日に放送していたコンテンツが暴力団の威光を背景にビジネスを切り回し、さらには利益まで供与していたとすれば、大きな問題。芸能人の『裏営業』が明るみに出たあと、どんな事態が巻き起こったかは記憶に新しいところです。RIZINの周辺で起きていることはそれとどう違うのか。榊原氏が取材に応えない以上、確認のしようはありません。ただ、事態を憂う心ある関係者は警察OBも含め、複数存在します。彼らの力を借りて取材を進めた成果の一端を『note』で明らかにしました」

 ここでは、片田氏の承諾のもと、「鳴神どもの矜恃」の一部を無料公開する。

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