“BIGBOSS”新庄監督、「芸能人気取り」の代償
#新庄剛志
鳴り物入りで今年からパ・リーグの北海道日本ハムファイターズを指揮する“BIGBOSS”こと新庄剛志監督だが、急激な露出低下に相当頭を悩ませているようだ。
パ・リーグではダントツの最下位でシーズンを終え、7日から沖縄県名護市で秋季キャンプを始めた新庄監督。昨年秋の就任時からあの手この手で「チームを露出させていく」と息巻いていた。
「年末年始のバラエティ番組は軒並み出演。ギャラは1本300万円と破格でしたが、複数の企業のCMを含めて新庄監督がジャックした印象が強い。部数が低下し予算削減に苦しむスポーツ新聞も、球団ではなく新庄監督をマネジメントする大手芸能事務所の意向に沿って1回10万円の謝礼を支払ってインタビュー取材を行っていた」(在京テレビ局スタッフ)
開幕前までのオフに稼いだのは「1億円はくだらない」と言われたが、しかしその稼ぎをシーズン中、選手に回すことは無かったという。さらにチーム低迷が拍車をかけてメディアに引っ張りだこだった新庄監督も今となっては需要がなく、自ら仕掛けてもなかなか露出につながらない事態に陥っている。
「今年10月のドラフトでは投打の二刀流で騒がれた日体大・矢沢選手をドラフト1位で獲得。ドラフト3位には、今年メジャーリーグに所属して初安打を打った加藤豪将選手を指名して逆輸入した。さらに今季限りで引退となった杉谷拳士選手は、引退試合代わりに11月5日に行われた侍ジャパンとの強化試合を活用。ネタ枯れの感は否めない」
芸能人であれば無理やり露出を増やして“売れっ子風”に立ち回ることも可能だが、結果が全てのプロ野球の世界では完全に浮いた存在になりつつある。今年2月のキャンプでは、札幌に店舗を構える高級外車の中古車を取り扱う企業が新庄監督のメディア露出を狙ってマクラーレンやフェラーリなどを次々と貸し出し、シーズン中もこれが続いていたが、「メディアも飽きてしまい、誰も相手しなくなった」という。
さらに、グラウンドを離れても懐疑的な目を向けられている。
「プロ野球チームの監督ですから、本来は球団の方針に従わなければいけない。ところが本人は芸能人監督と勘違いしているのか、とにかく移動便、宿泊ホテルを好き勝手に変更してしまう。受け入れている球団も球団ですが、一番ヤバいのは試合後にホテルに戻ると、ほどなくして外出することが多い。実は行き先を含めて球団は詳細を把握しておらず、もしトラブルに巻き込まれたとしても、すぐに対応できないどころか助けることさえできない状況です」
新庄監督は今オフも在京テレビキー局のバラエティ番組オファーがあれば積極的に受ける構えだというが、こんなことをやっていて来シーズン優勝できるのだろうか。
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