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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 明石家さんま「エゴサしない」の意味

明石家さんま、NHK Eテレ初登場で明かす「エゴサしない」「生きてるだけで丸儲け」の意味

師匠・笑福亭松之助からの教えと「生きてるだけで丸儲け」

 ある子ども記者が、こんな悩みをさんまに相談した。

「最近、将来どうしたらいいかで悩んでます。さんまさんは悩みはなさそうですが、ありますか?」

 この子ども記者、将来は女優になりたいらしい。

――そんな仕事(女優業)をしたいなと思ってるんですけど、そんな人生うまくいかないなって。

さんま 「えっ? いや、いくよ(笑)! ハーーーッ(引き笑い)」

――なんか、ちょっと怖いんですよ、本当に。

さんま 「わかるよ。怖いけども、それはよぎらないようにしたほうがええ。なるべく、人より楽しんだほうがええな、人生は。その楽しみ方を今はなくしてるのか」

 人生をどう楽しんだらいいか、多くの人は掴めず生きている。それは、さんまも同じだった。さんまが弟子修行をしている頃、掃除をしていると松之助師匠が「さんま、掃除は楽しいか?」と聞いてきた。さんまは、正直に「いえ、楽しくありません」と答えたらしい。

「どうしたら楽しく感じるようになるか、考えい!」(笑福亭松之助)

 その後、「どうしたら掃除は楽しくなるのか?」を考えたまま数カ月が経ち、再び師匠から「掃除は楽しくなったか?」と尋ねられたさんま。

さんま 「いえ、まだ……」

松之助 「『掃除はどうしたら楽しくなるか』を考えることが、楽しいねん」

 これは、胸にグッときた。旅行プランを考えているときが1番楽しい……に、少し通じるのか? 気が重くなる仕事やトラブルを抱えていたとしても、この視点を持てられれば、少し違った気持ちで臨むことができるかもしれない。

「だから、女優さんになりたかったら楽しく女優さんを目指して、ダメだったらダメでやめたらええねん。やめることはできるからな、うん。しがみつく世界ではない」(さんま)

「女優になりたかったら楽しく女優を目指し、ダメだったらやめればいい」。まさに、さんまの座右の銘「生きてるだけで丸儲け」の精神ではないか。

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